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「全然気にしないで!」息子が破ったランドセルカバーの弁償を断ったママ友。1週間後、あの笑顔が怖くなった理由

  • 2026.10.31
「全然気にしないで!」息子が破ったランドセルカバーの弁償を断ったママ友。1週間後、あの笑顔が怖くなった理由

玄関の内側で手を振ったママ友

小学2年生の息子が、学校の休み時間に友達のランドセルカバーを破ってしまいました。

ふざけているうちに引っぱってしまい、気づいたときには破れていたそうです。

わざとではなかったとはいえ、相手の持ち物を傷つけたことに変わりはありません。

担任の先生から電話を受けた私は、放課後、息子と一緒に相手のお宅へ謝りに行きました。

向かう道中、息子はずっとうつむいたまま、私の手を握っていました。

夕方、玄関先で息子と並んで頭を下げると、相手のママ友はにこやかな表情で迎えてくれました。

「本当に申し訳ありません。新しい物を弁償させてください」

すると、ママ友は手を横に振りながら答えました。

「全然気にしないで!子供同士のことだし」

「でも、破ってしまったのはこちらですから…」

「安い物だから大丈夫よ。うちの子も、もう気にしてないから」

何度申し出ても、ママ友は笑顔で断るばかり。

息子も小さな声で謝り、結局、私はその言葉に甘えて帰ることにしました。

帰り道、息子がぽつりと言いました。

「明日、ちゃんと謝る」

家でも改めて注意すると、翌日、学校でも友達に謝ってきたと話してくれました。

今回は相手の方が優しく受け止めてくれてよかった。私はそう思い、胸をなで下ろしていたのです。

あの日とまったく同じ笑顔

ところが、一週間後のことです。

昼間、公園のベンチのそばで別のママ友に呼び止められました。

彼女は少し声をひそめて、こう尋ねてきました。

「ねえ、ランドセルカバーのこと、あれからどうなった?」

「え?弁償するって言ったんだけど、気にしないでって断られたから…」

すると、思いがけない言葉が返ってきたのです。

「そうなの?でも、みんなに言ってるよ。謝るだけで何もしてくれない、親として常識がないって」

私は思わず言葉を失いました。

「私、本当にいいんだと思ってて…」

「だよね。そんなふうには見えないもんね、あの人」

相手のママ友が実際に何を話していたのか、私には分かりません。ただ、あの玄関で何度も弁償を断られたことを思い出すと、どう受け止めればいいのか分からなくなりました。

もし本当は弁償してほしかったのだとしたら、あのとき、もっと強く申し出るべきだったのでしょうか。

考えても答えは出ませんでした。

翌日、私は新しいランドセルカバーを買い、菓子折りと一緒に持って、もう一度相手のお宅へ向かいました。

玄関に出てきたママ友は、私の手もとを見ると、ぱっと笑顔になりました。

「この前は本当にすみませんでした。よかったら、これを使ってください」

「わざわざ良いのに。全然気にしないで」

そう言いながら、ママ友は紙袋を受け取りました。

目尻の下がり方も、手を横に振るしぐさも、最初に謝りに来た日とまったく同じでした。

そして笑顔のまま、静かにドアが閉まりました。

あの人が本当はどう思っていたのか、今でも分かりません。

今は、あいさつを交わすだけの距離を保っています。

それでも私は、誰かに笑顔で「気にしないで」と言われるたびに、あの日の玄関を思い出してしまうのです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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