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「スイミングが一番、何の役にも立たんもんね〜」息子の習い事を笑ったママ友。後日、観覧席で頭を下げた理由

  • 2026.10.30
「スイミングが一番、何の役にも立たんもんね〜」息子の習い事を笑ったママ友。後日、観覧席で頭を下げた理由

カフェで笑われた息子の習い事

うちはひとりっ子なので、息子には本人が好きな習い事をさせてきました。

息子が自分で選んだのはスイミングです。

練習から帰ってくると、その日の出来事をうれしそうに話してくれます。

そんな息子の姿を見るのが、私も楽しみでした。

以前住んでいた地域には、仲よしだと思っていたママ友がいました。

ある日の昼、二人でカフェに行ったときのことです。

向かいの席に座ったママ友は、自分の子どもが通う塾について得意げに話していました。

私も相づちを打ちながら聞いていたのですが、やがて話題が習い事全般に移ったとき、突然こんなことを言い出したのです。

「スイミングが一番、何の役にも立たんもんね〜」

そう言って笑うと、さらに続けました。

「泳げても資格にもならんし。よっぽど塾とか行かせてる方がましー!」

私は思わず言葉に詰まりました。息子がスイミングに通っていることは、ママ友も知っているはずです。

すると、ママ友は思い出したように言いました。

「そう言えば、スイミング行かせてるんやっけ?もう早めにやめて、塾に変えた方がいいんやない?」

「息子は、楽しんで通ってるから」

そう返すと、ママ友はまた笑いました。

「あ、でも無理かー、あの子って落ち着きないし、勉強ってタイプやないし」

習い事に対する考え方が違うのは仕方ありません。でも、息子のことまでそんなふうに言われるとは思っていませんでした。

私はそれ以上言い返せず、早めに会計を済ませて店を出ました。

観覧席で下げられた頭

それからしばらくして、息子はスイミングで上のクラスに進みました。

学校の水泳の授業でも、先生に呼ばれ、みんなの前でお手本の泳ぎを見せるようになったそうです。

そんなある日、あのママ友から連絡が来ました。

「どこのスイミングに通ってるの?うちの子が、教えてほしいって言ってて」

話を聞くと、ママ友の子どもは学校の授業で息子が泳ぐ姿を見て、自分もスイミングを習いたいと言い出したのだそうです。

あれだけスイミングをばかにしていたのに……。

正直、複雑な気持ちになりましたが、私は息子が通っているスクールを教えました。

そして息子の練習の日。観覧席からプールを眺めていると、子どもを体験レッスンに連れてきたママ友がやって来ました。

私に気づいたママ友は、少し気まずそうな表情を浮かべます。そして、目の前に立つと頭を下げました。

「この前は、ごめんね」

私はママ友の顔を見上げました。

「何の役にも立たないって、言ってなかった?」

思わず、あのときの言葉が口をついて出ました。

ママ友はすぐには答えず、困ったように視線を落としました。少し離れた席にいたお母さんが、ちらりとこちらを振り向きます。

「……あのときは、言いすぎたね」

小さな声でそう言うママ友に、私は返しました。

「でも、楽しいよ。きっと上手になるよ」

ガラスの向こうでは、ママ友の子どもが息子の隣のレーンで、一生懸命にバタ足をしていました。

ママ友は小さくうなずくと、それ以上何も言わず、観覧席の端へ移っていきました。

その後、引っ越しを機にママ友とは自然と疎遠になりました。

息子は今も楽しそうにスイミングに通っています。あのとき、周りの言葉に流されず、息子が好きで選んだ習い事を続けさせてよかったと思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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