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「私が間違えるはずないじゃない!」バザーの集計で声を荒らげたママ友。だが、元銀行員のママが紙を確認すると

  • 2026.10.30

「うちは自営だから」が口ぐせのママ友

子どもが幼稚園に通っていたころ、同じクラスに、少し苦手なママ友がいました。

顔を合わせるたび、私の家のことを話題にしてくるのです。

「旦那さん会社員なんだ?毎朝出社って大変ね。うちは自営だから自由だし、収入も安定してて楽だよ」

彼女はいつも得意そうに話し、私は「そうなんですね」と返すだけ。

できるだけ話を長引かせないようにしていました。

ある日、保護者が手伝うバザーの打ち合わせが、昼の保育室で開かれました。

担当を順に決めていきましたが、会計係のところで手が挙がりません。

すると向かいに座っていた彼女が、自信ありげに言いました。

「私、自営業の経理やってるから、お金の管理は得意なの!会計係やるね」

私をちらりと見たあと、周りからの拍手を受けて笑う彼女。私はいつもの口調が少し気になりました。

集計の紙を確認すると、次々に間違いが

バザー当日、彼女は会計の机に座り、受け取ったお金をその都度紙に書き込んでいました。

ほかの保護者も交代で隣に座って手伝い、品物は次々と売れていきました。

片づけが終わると、保育室の机に現金と集計の紙を広げ、売上を確認することに。

ところが、紙に書かれた合計と現金の額が合いません。

「あれ、おかしいな。ちゃんと付けてたのに」

彼女は何度も数え直し、やがて会計を手伝った保護者たちを見回しました。

「誰か、お釣りを渡し間違えたんじゃない?」

困った顔で互いを見る保護者たち。

そこで、その場にいた元銀行員のママが声をかけました。

「数字が合わないなら、一度最初から確認しましょうか」

その言葉を聞いた彼女は、集計の紙を押さえて声を荒らげました。

「私が間違えるはずないじゃない!」

保育室が静まりました。元銀行員のママは言い返さず、紙に並んだ数字を一つずつ指で追っていきました。

「あ、ここ、計算が違いますね。それに、この合計も」

「最初に用意したお釣りの分が、売上に入ったままです。こちらは数字を書き写すときにずれたようですね」

彼女は指摘された箇所を見つめていましたが、何も言いません。

「経理のお仕事でも、こういう基本の確認はしますよね」

そう言われると、彼女は顔を赤くしてうつむきました。

元銀行員のママが計算をやり直すと、現金と売上の金額はきちんと合いました。

その日以来、彼女が私に自営業の自慢をすることはなくなりました。お迎えで顔を合わせても、会釈をして先に門を出ていきます。

あれほど自信たっぷりだった彼女が黙ってしまった場面は、今でも印象に残っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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