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「子どもと一緒に夕飯食べられて幸せなんだよね」夫の働き方を笑うママ友。だが、気まずいランチ会で別のママが語り始めたこと

  • 2026.10.29
「子どもと一緒に夕飯食べられて幸せなんだよね」夫の働き方を笑うママ友。だが、気まずいランチ会で別のママが語り始めたこと

夫の仕事を探りたがるママ友

幼稚園のママ友たちとは、ときどきランチ会をしています。

子どもを幼稚園へ送った日の昼に、近くのレストランに集まるのがいつもの流れでした。

その中に、何かと人の夫の仕事を知りたがるママ友がいました。

「ねえ、おたくのパパって何してる人なの?」

「普通の会社員だよ」

「普通ってどこの?業界くらい教えてよ」

勤務先だけでなく、年収まで聞かれることもあります。

うちの夫は仕事が忙しく、帰宅が遅いうえに、休日も仕事に出ることが多い人です。

ただ、詳しい仕事内容まで話す気にはなれず、いつも笑ってごまかしていました。

それでも、そのママ友は会うたびに質問してきます。

ある日のランチ会でも、私の向かいに座っていたママ友が、身を乗り出して話しかけてきました。

「この前の行事も、パパ来てなかったよね?」

「うん、仕事が入っちゃって」

するとママ友は、周りにも聞こえる声で言いました。

「そっかぁ。休日も仕事で大変そう〜!」

そして、得意げな表情で続けたのです。

「うちのパパは大手勤務で定時上がりだから」

「子どもと一緒に夕飯食べられて幸せなんだよね」

夫が忙しいことを、わざわざ自分の家庭と比べられたようで、私は複雑な気持ちになりました。

周りのママたちも苦笑いを浮かべ、テーブルには気まずい空気が流れます。

何か返したほうがいいのか迷いましたが、うまく言葉が出てきませんでした。

斜め向かいのママが笑顔で返した一言

そのとき、斜め向かいに座っていた別のママが、私のほうを見て笑顔で話しかけてくれました。

「でも、あなたの旦那さん、この前の地域の防災訓練で、ボランティアの中心になって動いてくれてたよね。すごく頼もしかったよ!」

夫が防災訓練の手伝いに参加したことは知っていましたが、そこでの様子を詳しく聞くのは初めてでした。

「うちの夫も、現場の段取りが本当に上手だったって褒めてたよ」

思いがけない言葉に、私は驚きました。

すると、そのママは先ほどのママ友にも顔を向け、穏やかな口調で続けました。

「家族と過ごす時間の取り方って、それぞれだもんね。みんな頑張ってるんだし、素敵なことだと思うよ」

「ほんとそう。あの日、テントを張る段取りもまとめてくれてたよね」

隣のママもそう言ってくれました。

ほかのママたちもうなずき、張り詰めていたテーブルの空気が少し和らぎました。

一方、先ほどまで得意げに話していたママ友は、何か言いかけたものの、言葉が続きません。

顔を赤くして、手元のグラスに目を落としたまま黙ってしまいました。

私も、まさか夫のことをこんなふうに褒めてもらえるとは思っていませんでした。何より、夫の仕事の忙しさを否定せずに受け止めてもらえたことが、うれしかったのです。

その夜、遅くに帰ってきた夫に、ランチ会での出来事を話しました。

「そんなふうに言われてたのか」

夫は照れくさそうに笑いながら、頭をかいていました。

それ以来、あのママ友がランチ会で私の夫の仕事について聞いてくることはなくなりました。

夫が普段どんなふうに周りの人と接しているのか、思いがけず知ることができた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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