1. トップ
  2. エピソード
  3. 「ママの分なかった?ごめんねー」私のお弁当だけ買ってこなかったママ友。だが、謝る姿に感じた本音

「ママの分なかった?ごめんねー」私のお弁当だけ買ってこなかったママ友。だが、謝る姿に感じた本音

  • 2026.10.29
「ママの分なかった?ごめんねー」私のお弁当だけ買ってこなかったママ友。だが、謝る姿に感じた本音

代表で買いに行ってくれたママ友

息子が小学1年生だった年の秋のことです。

休みの日に、同じクラスの男の子のママたちと子どもたちを遊ばせていました。

場所は、あるママの家です。

子どもたちは夢中で遊び、なかなか帰りたがりません。

そこで、そのまま夕ご飯も一緒に食べることになりました。

みんなでお弁当をテイクアウトしようという話になると、普段から集まりを仕切っているママ友が、真っ先に車の鍵を手に取りました。

「いいよ、私が行ってくる。メニューはこっちで適当に決めとくよ」

私も下の子を連れていたので、その言葉に甘えて買い出しをお願いしました。

しばらくして戻ってきたママ友は、袋からお弁当を取り出し、居間にある子どもたちのテーブルと親たちのテーブルに次々と並べていきます。

「はい、全員分あるからね。冷めないうちに食べよ」

ところが、私の前には何も置かれませんでした。

袋はすでに空になっています。ほかのママたちはお弁当のふたを開け、「おいしそう」と楽しそうに話していました。

どうやら、私の分だけないようです。

声をかけようか迷いましたが、まずは子どもたちのお箸とお茶を用意しました。

そして、膝の上にいる下の子に少しずつご飯を食べさせます。

親たちのテーブルでは会話が弾んでいて、誰も私のお弁当がないことには気づいていない様子でした。

結局、その場では言い出せないまま、みんなの食事が終わってしまいました。

レシートを確認して伝えたこと

食事が終わると、買い出しに行ったママ友が私のほうへ手を差し出しました。

「じゃあ、お金ちょうだいね」

私は自分の分がなかったことを伝えようと思いましたが、その前に子どもたちのお弁当代を確認することにしました。

「レシート、見せてもらえますか」

ママ友は少し面倒くさそうにレシートを渡してきました。

私は品名と金額を上から順に確かめ、テーブルの真ん中にレシートを置きました。

「私の分は入っていないみたいなので、うちの子たちの分だけ払いますね」

その言葉に、ほかのママたちがはっとして私の前を見ました。

そこには、お弁当の空き容器も割り箸の袋もありません。

「え、食べてなかったの?」

隣のママが驚いたように言うと、買い出しに行ったママ友が少し言葉に詰まりました。

「ママの分なかった?ごめんねー」

謝ってはくれましたが、その軽い口調に、私は何とも言えない気持ちになりました。

すると、向かいに座っていたママがぽつりと言いました。

「さっき、全員分あるって言ってたよね」

ママ友は曖昧に笑いましたが、それ以上は何も言いませんでした。

ほかのママたちも気まずそうに顔を見合わせ、会話が途切れてしまいました。

私は子どもたちの分のお金だけをレシートの横に置き、上着を着せて居間を出ました。

本当に買い忘れただけなのか、それとも別の理由があったのかは分かりません。

ただ、あのときの何とも言えない居心地の悪さは、今でも覚えています。

それ以来、その集まりに誘われても、いつも同じ返事をしています。

「ごめんね、その日は用事があって」


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ