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「なんでうちの子と同じの選んだの?」なわとび大会で娘が優勝。だが、負けた子のママから文句を言われた私の返答

  • 2026.10.29

後ろ跳びを選んだ女の子たち

長女が幼稚園の年長だったころの話です。

同じクラスに、なぜか娘を目のかたきにしているようなママがいました。私があいさつをしても、ふいっと横を向かれることが多く、以前から少し苦手に感じていました。

ある日、園庭でなわとび大会が開かれました。

子どもたちがそれぞれ得意な跳び方を選び、種目ごとにチャンピオンを決める大会です。娘は、自分の得意な後ろ跳びを選びました。

私が保護者席に座っていると、少し離れたところから、あのママの声が聞こえてきました。

「うちの子、後ろ跳びなら誰にも負けないから。今日のチャンピオンはうちで決まりよ」

周囲のママたちに向かって、自信満々に話しています。

やがて後ろ跳びの競技が始まり、女の子たちが並びました。その中には、あのママの娘さんもいました。

先生の合図で、子どもたちが一斉に跳び始めます。

一人、また一人と縄に引っかかっていく中、最後まで跳び続けたのは、なんとうちの娘でした。

先生にチャンピオンとして名前を呼ばれた娘を見て、私は夢中で拍手を送りました。

ふと、あのママのほうを見ると、拍手もせずに腕を組み、娘をじっと見つめていました。

「なんでうちの子と同じの選んだの?」

その日の夕方、お迎えに行くと、普段はあまり会わないあのママと門の前で鉢合わせしました。

ママの隣にいた娘さんは、なわとびを手に持ち、うちの娘に小さく手を振ってくれました。

私も軽く会釈をしたのですが、ママは眉を寄せ、大きなため息をつきました。

「ちょっと、いいですか」

そう言って私の前に立つと、突然、強い口調で言ってきたのです。

「なんでうちの子と同じの選んだの?」

「もっと違うの選んでよ!」

近くにいた保護者たちが振り向きました。

私も娘も、突然のことに驚いてしまいました。

「えっと……どういうことですか?」

戸惑いながら聞き返すと、ママは不満そうに言いました。

「後ろ跳びはうちの子の得意なのよ。そっちが別の種目を選んでくれてたら、うちの子がチャンピオンになれたかもしれないじゃない!」

どうやら、娘が同じ種目に出場したことが気に入らなかったようです。

でも、どの種目に挑戦するかは、子どもたちが自分で選んだことです。娘だって、得意な後ろ跳びで一生懸命に頑張っただけでした。

あまりに理不尽な言い分に腹が立ちましたが、娘の前で言い争いになるのは避けたいと思いました。

そこで私は、娘の手を握り直し、笑顔でこう答えました。

「うちの子も後ろ跳びが得意なんです。好きな種目を選ぶのは、お互いさまですよね」

すると、近くでやり取りを聞いていた保護者たちから、くすっと笑い声がもれました。

「な、何よそれ…」

ママは顔を赤くして言葉に詰まり、それ以上は何も言い返してきませんでした。

そして娘さんの手を取ると、足早に門を離れていきました。

それから卒園まで、そのママは顔を合わせるたびに私をにらんできましたが、私は気にしないことにしました。

娘が頑張って勝ち取ったチャンピオンのメダルは、リビングの棚に飾りました。

「ママ、メダルきらきらしてるね」

うれしそうにメダルを眺める娘を見ていると、あの日の嫌な出来事よりも、最後まで諦めずに跳び続けた娘の姿が思い出されるのでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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