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「ちょっと買い物行ってくるから見てて〜」うちの庭に子どもを置いていくママ友。だが、何度も続くお願いに私が告げた一言

  • 2026.10.29

門から入ってきたママ友

子どもと同じ幼稚園に通うママ友とは、家が近いこともあって、送り迎えの際によく顔を合わせていました。

ある晴れた昼、私が庭で子どもを遊ばせていると、門の向こうからママ友が手を振ってきました。

そばにはママ友の子どももいます。

私が返事をする前に、ママ友は門を開け、自分の子どもの背中を押して庭に入れました。

そして門のところに立ったまま、明るい声で言ったのです。

「ちょっと買い物行ってくるから見てて〜」

「えっ、今から?」

「すぐ戻るから。お願いね」

突然のことで言葉が出てこないうちに、ママ友は背中を向けてしまいました。

庭ではもう子どもたちが楽しそうに砂遊びを始めています。私はそのまま二人を見守るしかありませんでした。

ところが、それは一度きりではありませんでした。ママ友は週に何度も庭に来るようになったのです。

洗濯物を取りこもうとしていても、夕飯の支度を始めようとしていても、門が開くたびに手を止めなければなりません。

迎えに来たママ友は子どもを連れて帰るだけで、お礼の言葉もありませんでした。

用事があるからと断ろうとしたこともあります。するとママ友は首をかしげて笑いました。

「でも、家にいるんでしょ?子どもを見てるだけなんだから、何もしてないのと同じじゃない」

自分の子どもを見ながら、よその子にも目を配るのは「何もしていない」のとは違います。それなのに、うちの庭はいつの間にか無料で子どもを預けられる場所になっていました。

門のところで告げた言葉

ある日の昼、私が子どもと庭で遊んでいると、またママ友が自分の子どもを連れてやってきました。門が開くと、その子は先に庭へ入り、うちの子と遊び始めました。

ママ友は門のそばに立ち、いつもの調子で言いました。

「1時間だけお願い!」

手にはもう車の鍵を握っています。私は庭の真ん中から門まで歩いていき、ママ友の前に立ちました。

「うちは託児所じゃないから、次からはシッター代として1時間2千円もらうね。今日分も精算する?」

ママ友の笑顔がすっと消えました。口を開きかけては閉じ、顔がみるみる赤くなります。道の向こうを通りかかった人が、こちらを振り返りました。

私はママ友の顔を見て続けました。

「見てるだけなんでしょ?それなら、安いものだと思うけど」

「そこまで言うなんて冷たい!」

ママ友は庭に入ると、遊んでいた自分の子どもの手を引きました。子どもは私の子どもに「またね」と手を振り、そのまま門を出ていきました。

それ以来、ママ友が庭に押しかけてくることはなくなりました。幼稚園の送り迎えで会っても、あいさつを交わすだけの付き合いです。

ママ友が帰ったあとの庭で、私の子どもがシャベルを持って手を引きました。

「ママ、今日はずっと一緒に遊べるね」


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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