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クリス・ジェンナー、57年前にエリザベス・テイラーが着用した“さそりのケープ”で登場! キムも母から借りてドラマで着用

  • 2026.10.28

キム・カーダシアンの母クリス・ジェンナーが、イタリアのローマ国際映画祭のレッドカーペットで、胸元にきらめく“さそり”を刺しゅうしたベルベットのケープを羽織って登場。じつはこのケープ、ハリウッドの伝説的女優エリザベス・テイラーがかつて着用したケープに由来する、特別な1着だった。(フロントロウ編集部)

黒いベルベットに、きらめく“さそり”

現地時間10月24日、キムが主演するライアン・マーフィー製作のリーガルドラマ『オール・イズ・フェア 女神たちの法廷』シーズン2のワールドプレミアが、第21回ローマ国際映画祭で行なわれた。サラ・ポールソンやナオミ・ワッツらが共演する同作のお祝いの場に、キムは母クリスを伴って出席した。

70歳のクリス・ジェンナーが選んだのは、たっぷりと裾の広がる黒いベルベットのフード付きケープ。顔まわりを縁取るのはアイボリーのシルクの裏地で、胸元にはラインストーンのさそりが刺しゅうされている。中には床まで届く白いドレスを着て、白いロンググローブとダイヤモンドのネックレスを合わせた。

1969年、グレース公妃の「さそり座の舞踏会」で

このケープは、イタリアのブランド、ティツィアーニ・ローマのもの。エリザベス・テイラーが1969年、モナコ公妃グレース・ケリーの40歳の誕生日を祝うパーティーに着ていったケープとして知られている。

米Vogueによると、そのパーティーはグレースの星座にちなんだ“スコーピオ・ボール(さそり座の舞踏会)”として、1969年11月15日にモンテカルロで開かれたもの。うお座のエリザベスは、さそり座だった夫リチャード・バートンとともに出席し、テーマに合わせた豪華なケープでその夜を彩った。

当時ティツィアーニではカール・ラガーフェルドがフリーランスのデザイナーとして働いていて、オークションハウスのクリスティーズは、このケープがラガーフェルドの作品だった可能性を指摘しているという。大のシャネル好きとして知られるクリスにとっては、なんともうれしい縁と言えそうだ。

ケープはその後、2011年にクリスティーズで行なわれたエリザベスの個人コレクションのオークションに出品され、手数料込みの7万4,500ドルで落札された。米Us Weeklyによると、クリスはこのケープをオークションで購入したという。

キムも「母から借りた」、ドラマにも登場

レッドカーペットの翌日、キムはInstagramのストーリーズでケープの由来を明かした。「母が着ているケープについて、ちょっとした豆知識を。これはエリザベス・テイラーのもので、今は母が持っていて、『オール・イズ・フェア』で私にも着させてくれたんです」とつづり、マーフィーがエリザベスのエピソードを聞いて、キム演じる離婚弁護士アルーラ・グラントが自分でスコーピオ・ボールを開く回を書き下ろしたことも紹介。「母から借りられるなんて、私は最高にラッキーな女の子」と喜びをつづっている。

キムによると、母親から借りたケープはシーズン2の撮影でも使用された。公開された予告編では、アルーラに扮したキムがそっくりなケープを羽織る姿を確認できる。大ぶりのダイヤモンドのネックレスと合わせた姿は、エリザベスがグレースのパーティーで身につけていたカルティエのダイヤモンドを思わせるスタイリングになっていた。

そして、ケープ選びにはもうひとつの意味もありそうだ。クリス自身の誕生日は11月5日で、星座はまさにさそり座。今はちょうどさそり座のシーズンで、母娘の“アーカイブ・ファッション”が星座のタイミングとも重なった。

キムはイヴ・サンローランの1986年のレオパード

一方のキムも、この日はアーカイブで勝負した。新たにタッグを組むスタイリストのロー・ローチが用意したのは、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の1986年秋冬オートクチュールのレオパード柄ドレス。ストラップのないコルセット風のボディスに編み上げのディテール、裾に向かって大きく広がるマーメイドスカートという、体のラインを生かしたキムらしい1着だ。同じ柄のショールを頭からかぶってポーズをとると、クリスのフードと並んで母娘で“おそろい”のようなシルエットになった。

キム・カーダシアンのエリザベス・テイラーへのこだわりは、今回に始まったことではない。先週のアカデミー・ミュージアム・ガラでは、エリザベスを思わせる1951年のバレンシアガのアーカイブ・ドレスを着用。過去にバレンシアガのランウェイを歩いた際には、かつてエリザベスが所有していたロレイン・シュワルツのダイヤモンドジュエリーを身につけていた。

モナコの公妃の誕生日パーティーから、半世紀以上を経てローマのプレミアへ。ハリウッドの伝説が残したケープは、時代を超えて母娘の装いを彩り、ドラマの世界にも受け継がれている。

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