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テイラー・スウィフトが史上最年少で殿堂入り、スピーチで爆笑誘う

  • 2026.10.28

テイラー・スウィフトが現地時間10月26日、ナッシュビル・ソングライターの殿堂入りを果たした。36歳での殿堂入りは、1970年に始まった同殿堂の歴史で最年少。受賞スピーチは、プレゼンターを務めたブラッド・ペイズリーへの冗談交じりの「恨み節」から始まった。(フロントロウ編集部)

「2007年から絶縁しています」

会場はナッシュビルのミュージック・シティ・センター。かつてツアーを共にしたカントリー歌手のブラッド・ペイズリーに紹介されて登壇したテイラーは、開口一番こう切り出した。

「私たち、2007年から絶縁しているんです。彼がツアー中のいたずらで度を越して、私のツアーバスを生きたコオロギで埋め尽くしたから。何千匹もです。何か月も眠れませんでした。毎晩、コオロギを退治するためにペットのトカゲを買おうか悩んでいました」

もちろん冗談で、会場は笑いに包まれた。授賞式ではカントリー歌手のレイニー・ウィルソンがテイラーのために歌を披露し、テイラーはその歌声をたたえた。

赤い部屋と、裏庭の物置

スピーチの大半は、10代の頃にナッシュビルで過ごした日々の思い出に費やされた。

母親にヘンダーソンビル高校まで迎えに来てもらい、そのまま小さな音楽出版社へ送り届けてもらっていたこと。赤く塗られた部屋のソファで、共作者のリズ・ローズに「リズ、今日学校でこんなことがあったの。サビのフレーズがあるから書かなきゃ」と興奮気味に話し、2人で猛スピードで曲を書いていたこと。

曲を書き終えると裏庭の物置に駆け込み、のちにデビューアルバムのプロデューサーとなるネイサン・チャップマンのもとでデモを録音した。

「彼はすべての楽器を1人で演奏して、私の音楽を直感的に理解してくれました。だから私は、のちに彼にファーストアルバム全体をプロデュースしてもらえるよう、懸命に働きかけたんです」とテイラー。

そして「数日前、あのアルバムは20周年を迎えました」と続けた。

デビューアルバム『テイラー・スウィフト』は、10月24日に発売20周年を迎えたばかり。2025年に過去作の原盤権を買い戻した際、このアルバムの再録音はすでに終えていると明かしていただけに、米Bustleは、再録版『Taylor’s Version』の発表を待つファンの期待が再び高まったと伝えている。

「この街が、私のいちばん誇れるものを磨いてくれた」

ジャンルを越えて活動してきた自身の柔軟さについて、テイラーは「その理由はただひとつ、ここナッシュビルで学んだ基礎と土台があるからです。一瞬たりとも忘れたことはありません」と語った。

「ナッシュビルは、私自身と私の人生の中で、いちばん誇りに思い、いちばん情熱を注いでいるものを磨き上げてくれた場所です。だから、この栄誉を一生大切にします」

テイラーは2026年、米国のソングライターの殿堂(Songwriters Hall of Fame)にも選出され、女性として史上最年少で殿堂入りを果たしている。

この日はバーガンディのベルベット素材のミニドレスに、ジミー チュウのヒールを合わせ、髪には軽く逆毛を立てたスタイルで登場。米Vogueは、カントリー時代を象徴する巻き髪やきらびやかなフレアパンツとは異なる、現在の彼女らしい装いの中に、ナッシュビル時代へのさりげないオマージュが感じられると評している。

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