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「お金くれるの!?」処分費を払うつもりだった70代男性→平成13年式・走行13万キロのミニバンに告げられた“査定額”

  • 2026.11.9
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出典:PIXTA(※画像はイメージです)

長年乗ってきた車を手放すとき、「こんなに古い車には、もう値段がつかないだろう」と考える方は少なくありません。なかには、引き取ってもらうにはお金がかかるものだと思い込んでいる方もいます。

こんにちは。ガソリンスタンドで20年あまり働き、現役の店長として車の販売や買取も担当しているノアテトです。

今回は、処分費を払うつもりで来店された70代の男性のお話です。査定の結果を伝えたとき、男性は思わず大きな声を上げました。

情報誌の広告を見て、古いミニバンでやってきた70代男性

今年の春のことです。私の店では、地域の情報誌に車の買取の広告を出していました。その広告を見て来店されたのが、70代の男性Aさんです。

Aさんの車は、ホンダのストリームでした。平成13年(2001年)式のミニバンで、走行距離は13万キロ。家にある車を1台減らすことになり、手放すことにしたそうです。

20年以上前の年式で、走行距離も13万キロ。少し前であれば、値段がついたとしても0〜1万円ほどだったと思います。

あとでAさんの言葉から分かったのですが、Aさんは、処分費を払って引き取ってもらうつもりで来店されていました。

「お金くれるの!?」査定額を伝えた瞬間

Aさんが来店されたのは午前中でした。さっそく車を見せていただき、査定をしました。

査定では、年式や走行距離のほか、外装の傷やへこみ、車内の状態、エンジンの調子、ついている装備などを確認します。ひととおり見たうえで、Aさんにこうお伝えしました。

「査定額は3万円です」

すると、Aさんは目を丸くして、こう言いました。

「お金くれるの!?こちらが処分費を払わなくていいの!?」

処分費がかからないうえに、お金まで受け取れる。Aさんにとっては、思ってもみなかった結果だったようです。

「ありがとう。家に帰って荷物を整理して、すぐ持ってくるわ」

そう言っていったん帰られたAさんは、数時間後の午後には、荷物を片づけた車に乗って戻ってこられました。午前中に査定をして、午後には手続きです。こんなに早く話が決まることは、店でもそう多くはありません。

なぜ、古いミニバンに値段がついたのか

車の買取をしていると、ここ数年、以前なら値段がつかなかった年式や走行距離の車にも、値段がつくことが増えたと感じます。

理由の1つが、海外への輸出です。日本では役目を終えた古い車でも、海外ではまだまだ現役として使われることがあります。輸出向けの車では、純正のナビなどの装備が評価のポイントになることもあります。

また、中古車の値段は、そのときどきの需要によって上がったり下がったりします。同じ車でも、時期によって査定額が変わるのはそのためです。

もっとも、どんなに古い車にも必ず値段がつく、というわけではありません。車種や車の状態、その時期の相場によっては、値段がつかないこともあります。大切なのは、「古いから値段はつかない」と自分で決めつけないことです。

古い車を手放す前に、確かめておきたい3つのこと

Aさんのように、「古い車は処分費を払って手放すもの」と思っている方は少なくありません。手放す前に、次の3つを確かめておくと安心です。

1.処分と決める前に、一度は査定を受ける

廃車にするか売るかは、査定の結果を聞いてから決めても遅くありません。値段がつかなかった場合でも、どんな手放し方があるのかを、その場で相談することができます。

2.1か所だけで決めず、比べてみる

査定額は、店によって違います。ディーラーの下取り、買取店、廃車の買取を扱う店など、手放し先はいくつかあります。それぞれ得意な車や売り先が違うため、同じ車でも値段に差が出ることがあります。

3.車検証の「所有者」を確認する

車検証の所有者の欄が、ローン会社や販売店の名前になっていることがあります。その場合は、ローンを返し終えて名義を変えるまで、自分だけの判断では車を売ることができません。手放そうと思ったら、まず車検証を見てみてください。

あわせて、車内の荷物やETCカードの抜き忘れにも注意しましょう。Aさんのように、手放す前に一度、車の中をすっかり片づけておくと、手続きもスムーズです。

長く乗った車にも、次の役目があるかもしれない

「もう古いから」と、処分費を払うつもりで手放してしまうと、本当は受け取れたはずのお金を逃してしまうことがあります。

20年以上走り続けてきた車でも、次の役目が待っているかもしれません。手放すと決めたら、まずは一度、査定を受けてみてください。


ライター:ノアテト
地方のガソリンスタンドに2005年から勤務し、2011年からは店長として店を任されている現役店長ライター。三級自動車シャシ整備士(国家資格)として18年、給油や点検、オイル・タイヤ・バッテリーの交換、車検の受付まで日々の車のメンテナンスに携わる。店での車の販売・下取り・買取の対応も10年以上。損害保険募集人(自動車保険)として11年の経験があり、危険物取扱者乙種第4類、FP技能士3級、日商簿記3級も保有。「車のことで困ったら、まず気軽に相談できる店でありたい」という思いから、車を持つ人の身近な疑問やトラブルを、店頭での経験をもとにわかりやすく伝えることがモットー。


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