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半年前に別れた元カレから「まだ俺のこと好きだろ」→2通目は「ごめん、今のは違う」でした

  • 2026.10.30
ハウコレ

しばらくして届いた2通目は、謝っているようで肝心なことが抜けた言葉でした。既読がついたことは、元カレにも伝わっているはず。それでも、返事を打つ気にはなれませんでした。

ロック画面に浮かんだ名前を見て、洗いかけのマグカップをシンクに置きました。半年前に別れた元カレからの通知です。表示された文面は短く、開く前から最後まで読めてしまいました。

あの頃と同じ聞き方で届いた言葉

通知に並んでいたのは「まだ俺のこと好きだろ」という言葉でした。

開けば既読がつきます。けれど、未読のまま残しておくほうが、かえって気にしているように見える気がしました。通知を押してチャット画面を開き、何も打たずに閉じる。スマホを伏せてカウンターに置き、出しっぱなしだった水を止めました。

付き合っていた頃から、彼はこういう聞き方をする人でした。私の返信が遅れると届くのは「俺がいないと寂しいだろ」。誕生日のメッセージも、記念日のお店の予約も、先に動くのはたいてい私のほうです。

彼の口から「好き」と聞いたのは、数えるほどです。

別れを切り出したのは私だった

別れを切り出したのは私でした。送ったのは「ちゃんと言葉にしてくれる人がいい」というメッセージです。返ってきたのは「わかった」だけでした。引き留める言葉がないことに、どこかで納得していました。

彼の部屋に置いてきた紺色の折りたたみ傘も、取りに行かないまま季節が変わりました。

それなのに、今になってこの聞き方です。今頃、彼は友達と飲みながら勢いで送ったのだろうか。それとも、私がまだ返事を待っていると思っているのだろうか。想像するほど、伏せたスマホに触れる気がなくなっていきました。

謝っているのに何も分からない2通目

お風呂から上がると、通知がもう1件増えていました。チャット画面を開くと、1通目の下に「ごめん、今のは違う」と並んでいます。

違うなら、何が本当なのか。書いてくれなければ分かりません。ここで聞き返せば、また私のほうから言葉を引き出しにいくことになります。返事を打つのは決まって私で、彼はそれを待つだけ。その形に戻りたくなくて、別れを選んだはずでした。

入力欄には何も打たないまま画面を消して、髪を乾かしました。

そして...

その後、彼からの通知は来ませんでした。数日たってから、チャット一覧で彼の名前を長押しし、通知だけをオフにしました。削除の項目も目に入りましたが、そこまではしていません。

既読のついた2通の下に、私の返事は今もありません。友人とのグループチャットや職場の連絡が届くたびに、彼の名前は一覧の下へ押されていきました。

「違う」の続きに、彼が何を書こうとしていたのか。「何が違うの?」と送れば確かめられるのに、その一言を打たないほうを選びました。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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