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「どうせ買うから良いでしょ?」会計前の商品に油性ペンで日付を書く女性客。数日後、マネージャーの注意に反論した結果

  • 2026.10.27

会計前の商品に書かれていた黒い文字

以前、食品も扱うお店でレジを担当していたころの話です。

手ごろな価格の商品が多く、昼どきにはさまざまなお客様が来店していました。

その日も、私はいつものようにレジで商品のバーコードを読み取っていました。

ある女性客のかごから食品のパックを取り上げたとき、パッケージに太い黒い文字が書かれていることに気づきました。

よく見ると、油性ペンで賞味期限の日付が大きく書き込まれていたのです。

「あの、すみません。こちらの日付は、お客様が書かれたんでしょうか?」

私が尋ねると、女性客は平然とした様子で答えました。

「そうよ。どうせ買うから良いでしょ?」

あまりに当然のように言われ、私は一瞬、返す言葉に迷いました。

確かに、購入する予定の商品なのかもしれません。しかし、まだお会計は終わっていません。

「申し訳ありませんが、お会計前の商品に書き込むのはご遠慮いただけますか」

すると女性客は、面倒そうに手を振りました。

「細かいわねえ。お金は払うんだから、文句ないでしょ」

私は困ってしまいました。もし途中で購入をやめられたら、書き込みのある商品をそのまま売り場へ戻すのは難しくなります。

ですが、後ろには次のお客様も待っています。女性客はそのまま会計を済ませ、何事もなかったように帰っていきました。

その日のうちに男性のマネージャーへ報告すると、「次に来店されたら、すぐ呼んで」と言われました。

数日後、再び取り出された油性ペン

それから数日後の昼のことです。

あの女性客が、再び私のレジに並びました。かごの中を見ると、今回も食品のパッケージに黒い文字が書き込まれています。

私はすぐにマネージャーを呼びました。

マネージャーがレジの内側に来て私の横に立った、そのときです。

女性客がバッグから油性ペンを取り出し、かごに残っていたパックにも日付を書こうとしました。

「お客様、すみません。それはお会計のあとにしていただけますか」

マネージャーが声をかけると、女性客はペンを持ったまま顔を上げました。

「えっ、何よ。どうせ買うんだからいいじゃない」

「購入されるおつもりなのは分かります。ただ、まだお会計前の商品ですので」

「だから、ちゃんと払うって言ってるでしょ?」

マネージャーは落ち着いた声で説明を続けました。

「もし途中で買うのをやめられたら、書き込みのある商品はほかのお客様にお売りできなくなってしまいます」

女性客は口を開きかけましたが、マネージャーはさらに続けました。

「今後は、お会計が済んでから書いてください。購入される予定でも、会計前の書き込みはお断りしています」

女性客はしばらく黙っていました。後ろに並ぶお客様の視線も、手元の油性ペンに向けられています。

「……分かったわよ」

女性客はそう小さく答えると、ペンをバッグにしまいました。

やがて女性客が店を出ていくと、マネージャーは私に声をかけました。

「すぐに知らせてくれて助かったよ」

私はようやくほっとしました。

それ以来、その女性客がレジに並んでも、かごの中の商品に黒い文字を見ることはなくなりました。

最初に注意したときは、まったく伝わっていないように感じました。それでも、なぜいけないのかをきちんと説明してもらえたことで、少しは理解してもらえたのかもしれません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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