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「うちは子どもが多いから得だね」お年玉の金額差を笑ったいとこ。翌年、息子が父親に言い放った一言

  • 2026.10.26

お年玉を渡したあと、いとこが笑いながら言った一言

毎年お正月になると、親戚一同が伯父の家に集まります。

居間では大人たちが座卓を囲み、そのそばで子どもたちが楽しそうに遊んでいました。

我が家には娘が2人、いとこの家には子どもが3人います。

私はお年玉を1人5,000円と決めていたので、いとこの子どもたちには合計15,000円を渡しました。

一方、いとこも私の娘たちにお年玉をくれました。娘たちがぽち袋を開けると、それぞれ1,000円ずつ入っていました。

もちろん、お年玉は気持ちです。金額をそろえる必要はないと思っていましたし、娘たちも喜んでいたので、それで十分でした。

ところが、そのあとです。

いとこの子どもたちが、もらったぽち袋を手に父親のところへ駆け寄りました。

「パパ、見て!こんなに入ってた!」

「おお、すごいな。よかったな!」

いとこは嬉しそうに息子の手元を見ていましたが、ふと私の娘たちにも目を向けました。

そして、笑いながらこう言ったのです。

「うちは子どもが多いから得だね」

さらに、私のほうを向いて言いました。

「3人分だもんな。いやあ、ありがたいね。来年もよろしく頼むよ!」

周りの親戚たちは苦笑いしていました。隣にいた妻も、困ったような顔をしています。

私も何か言おうか迷いましたが、子どもたちの前でお年玉の金額について言い合うのも気が引けて、結局何も言えませんでした。

別に、同じ金額を返してほしかったわけではありません。

ただ、こちらが渡したお年玉を「得をした」と笑われたことが、どうしても引っかかりました。

帰りの車で、妻がぽつりと言いました。

「さっきの『得だね』って、ちょっと嫌だったね」

「うん。あれは言わなくてもいいよな…」

せっかくのお正月なのに、なんとなく後味の悪い気持ちが残りました。

翌年のお正月、いとこの息子が父親に言った言葉

それから1年がたち、再び伯父の家で親戚が集まったときのことです。

私がいとこの子どもたちにお年玉を渡すと、いちばん上の小学生の男の子が、ぽち袋を手に父親を見上げました。

「パパ、去年いっぱいもらったから、今年はお返ししようね」

その言葉に、いとこは一瞬きょとんとしました。

「え?ああ、そうだな…」

その場にいた大人たちが、思わず顔を見合わせました。

いとこは気まずそうに私の顔を見ました。

男の子には、父親を困らせるつもりなどなかったのでしょう。

ただ、去年の言葉を覚えていて、素直に口にしただけのようでした。

いとこはしばらく黙ったあと、財布を取り出して私の娘たちにお年玉を渡しました。

「ありがとう!」

娘たちがお礼を言うと、いとこは小さくうなずいていました。

あとで娘たちがぽち袋の中身を見せてくれましたが、入っていたのは去年より多い金額でした。

その場では、伯母が穏やかに切り出しました。

「そうねえ。来年からは、みんなでお年玉の目安を決めておきましょうか」

ほかの親戚たちも「それがいいね」とうなずき、いとこも反対はしませんでした。

帰りの車で、妻が思い出したように笑いました。

「子どもって、ちゃんと聞いてるんだね」

私も思わず笑ってしまいました。

去年はあれほど引っかかった一言でしたが、まさか子どもが覚えていて、翌年こんな形で話題になるとは思いませんでした。

大人が何気なく口にした言葉ほど、子どもの記憶には残るのかもしれません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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