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秘密の交際中、恋バナの質問に俺が彼女より先に答えた。あの質問が誰に向いていたか知っていたから

  • 2026.10.28
ハウコレ

個別のチャットに届いた「なんで答えたの」。返事を打ちながら思い出していたのは、これまで彼女がグループチャットに送ってきた、あの短い返事でした。

通知音が鳴り、グループチャットに友人の質問が流れてきました。数日前に個別で聞かされていた話の、入り口にあたるメッセージです。彼女の返事が並ぶ前に、俺は送信ボタンを押していました。

友人から届いていた個別の相談

彼女とは大学のゼミの同期で、付き合って半年になります。誰にも言わずにいるのは、彼女の希望でした。ゼミ内で付き合っていた2人が別れて集まりに来なくなったことを、彼女は今も気にしていたからです。

数日前、幹事役の友人から個別にメッセージが届きました。

「来月の飲み、会社の先輩連れてっていい?フリーの子に紹介したくて」

「恋バナ振るから、盛り上げてね」

恋人の話になるたび、グループで「いないよ〜」と返してきたのは彼女です。紹介される相手が誰になるのか、見当はつきました。友人には「了解」とだけ返しました。断れば、理由を聞かれると思ったからです。

質問に割り込んだ理由

グループチャットに「来月の飲み、恋バナ解禁ね!彼氏いる人〜?」が届いたのは、それから数日後のことです。

このまま待てば、彼女はいつもの「いないよ〜」を送るはずです。そうなれば、先輩の紹介まで話が一直線に進んでしまいます。

考えがまとまる前に、「いるよ」と打って送っていました。

同期の男子に「彼氏?笑」と返され、「彼女のほうね笑」と続けました。読み間違えたふりをしたのは、話の中心を自分に移すためです。

友人の「え、誰?ゼミの人?」には、打ちかけた文を2度消してから答えました。冗談でごまかす手も、話題を変える手もありました。最後に送ったのは「内緒。そのうち紹介する」。そのうち、の部分は本心でした。

個別のチャットで選んだ言葉

グループチャットが「えー気になる」で埋まっていく中、彼女から個別に「なんで答えたの」と届きました。

焦らせたのは確かなので、まず「ごめん、焦ったよね」と送りました。

紹介の話を書くかどうかは、少し迷いました。書けば、友人の相談まで彼女に伝わってしまいます。代わりに送ったのは、ずっと思っていたことでした。

「また『いない』って打たせたくなかった」

彼女が「いないよ〜」と送るたび、グループの話題は何事もなく次へ進んでいきました。そのたびに、流れていく話題を黙って見送っていました。付き合っているのに、彼女に毎回「いない」と書かせている。そのメッセージを、これ以上増やしたくなかったのです。

そして...

「言うときは、2人で決めたい」と届き、「うん。そうしよう」と返しました。

勝手に答えたことを、彼女が許したわけではないと思います。友人との個別のチャットには、「了解」と返したきりの画面が残っていました。「先輩の件、少し待って」と打ち、送らないまま画面を閉じました。

(20代男性・会社員)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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