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グルマン温故知新:神保町〈立呑み中華 猫猫〉小皿料理と日本酒で憩う“ウナギの寝床”

  • 2026.10.27

テーマごとにレストランを紹介するブルータスの人気連載。今回のテーマは「神田立ち飲み中華」。2025年、国際的なシティガイド『TimeOut』で「世界で一番クールな街(Coolest Neighbourhoods in the World)」ランキングの1位に輝いた神保町。知名度上昇中のこの街で、最近注目すべきは立ち飲み。しかも、つまみは中華。古書、カレーに次ぐ名物に!?

photo: Shin-ichi Yokoyama / text: Haruka Koishihara

グルマン温故知新:神保町〈立呑み中華 猫猫〉小皿料理と日本酒で憩う“ウナギの寝床”
BRUTUS

立呑み中華 猫猫(神保町)

小皿料理と日本酒で憩う“ウナギの寝床”

神保町交差点から、白山通りを水道橋方面へ。1つ目の信号を越えてすぐの路地を右へ進むと、店名が書かれた袖看板が。

この店を営む金子将来さんと長田岳さんは、それぞれ埼玉・志木の中華料理店とビール専門店に勤めていた時に飲み仲間として意気投合。一緒に立ち飲みの店を開こうと、1年の準備期間を経て夢を実現させた。神保町は訪れたこともない街だったが、30年近く続いた小料理屋の跡地という物件の佇まいに惹かれて、ここに決めた。

〈立呑み中華 猫猫〉よだれ鶏
よだれ鶏  低温調理でしっとりと仕上げた鶏のもも肉に自慢のタレを添えて。芝麻醬(チーマージャン)とピーナッツバターをベースに、ショウガ、ニンニク、花椒(ホワジャオ)など10種類以上の材料をブレンドした複雑な味わいのタレは、蕎麦味噌のようにこれだけをちびちび舐めてもお酒が進んでしまう!と評判だそう。598円。
〈立呑み中華 猫猫〉水餃子
水餃子  2人が志木で出会ったことにちなみ、埼玉の名物「武蔵野うどん」用の国産中力粉で皮を作っている。小麦の風味と歯応えがしっかりした皮に負けぬよう、あんの配合は豚の粗挽き肉が多め。味変には黒酢を。363円(2個)。
〈立呑み中華 猫猫〉オイスター焼きそば
オイスター焼きそば  炒飯と人気を二分する、締めの炭水化物。もちっとした中太麺を使い、オイスターソースをメインに味つけを。隠し味としておろしショウガをたっぷり加えることで、まろやかさの中にシャープさも感じる味わいに。825円。

「自分も食べたいと思える料理を、1人でもいろいろ楽しめるよう小皿で」とは、調理担当の金子さん。お酒担当の長田さんは、故郷・鳥取の久米桜酒造が造る酵母無添加の自然酒「カルシス」との出会いを機に日本酒に開眼。個性派の日本酒のセレクトと、さまざまな茶葉で作るお茶割りに力を入れる。

人懐っこいキャラクターの2人が醸し出す和やかな雰囲気で、お酒もつまみも進む、進む。

〈立呑み中華 猫猫〉店主 金子将来さん
厨房は狭小だが、メニューを工夫しテンポよく料理を提供する金子さん。
〈立呑み中華 猫猫〉店内
天井など、和の設(しつら)えを残した細長い店内。

Information

立呑み中華 猫猫

都営三田線・新宿線・東京メトロ神保町駅から徒歩4分。2026年7月3日オープン。店名は、金子さんのヒゲと、かつて長髪だった長田さんの風貌にちなんだ、中国語で“毛むくじゃら”という意味の「毛毛(マオマオ)」という案を経て「猫(マオ)」を重ねた造語に。ロゴは、よく見るとヒゲや爪が生えていたり、払いが尻尾になっていたりと芸が細かい。

住所:東京都千代田区神田神保町1-54 第十ビル1F
TEL:03-5577-4994
営:17時~22時フードLO、22時45分ドリンクLO(土15時~)
休:日曜
¥:ビール660円、お茶割り660円、日本酒660円、燗酒990円。冷菜398円~、揚げ物440円~、焼き物495円~、点心150円~。
席:スタンディング20名相当

*営業形態、営業時間等は変更になることがあります。

※20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

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