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「合計が合わないんですけど」レジで粘る女性にあきれていた私。だが、帰宅後のレシートを見て固まった瞬間

  • 2026.10.25

会計を終えた女性がレジに戻ってきた

夕方、仕事帰りの人で混み合うスーパーでのことです。私は牛乳を1本かごに入れ、レジの列に並んでいました。

前のほうでは、私より年上に見える女性客が会計を終えたところでした。ところが女性は、袋詰めの台へ向かいかけたところで足を止め、レシートをじっと見つめています。

そして、再びレジに戻ってきました。

「すみません。合計が合わないんですけど」

店員は少し驚いた様子で聞き返しました。

「どのあたりでしょうか?」

「売り場で値段を足しながら買っていたので…。こんなに高くなるはずがないんです」

店員がレシートの内容を読み上げても、女性は納得できない様子です。

「うーん、やっぱりおかしいと思うんです。もう一度確認してもらえませんか?」

その間にも、レジの列はどんどん長くなっていきます。

私はかごを持ち直し、小さくため息をつきました。

正直、少し面倒な人だと思ってしまったのです。

私は普段、レシートをほとんど確認しません。少しくらい金額が違っても、わざわざレジに戻るなんて考えたこともありませんでした。

「そこまで気にしなくてもいいのに。早く終わらないかな……」

そんなことを考えていると、店員が落ち着いた声で言いました。

「申し訳ありません。もう一度、一緒に確認させてください」

店員はレシートと、女性客が購入した商品を一つずつ照らし合わせました。すると、同じ商品が2回登録されていることが分かったのです。

「あっ、こちらですね。申し訳ございません。二重に登録していました」

店員が返金すると、女性客はようやく安心したように笑いました。

「ああ、よかった。私の計算が間違ってるのかと思いました」

「ご指摘いただいて、ありがとうございます」

女性客はレシートを受け取り、その場を離れました。

私は少し気まずい気持ちになりましたが、そのときはまだ、自分には関係のない出来事だと思っていました。

翌朝、同じ言葉を口にすることになった私

その夜、夕飯の片づけを終えた私は、財布に入れっぱなしだったレシートを何気なく広げました。

上から順番に確認していると、あるところで目が止まりました。

「……えっ?牛乳が2本?」

買ったのは確かに1本だけです。念のため冷蔵庫を開けてみましたが、やはり牛乳は1本しかありません。

レシートには、しっかり2本分の金額が記載されていました。

私はしばらくレシートを見つめ、それから思わず吹き出してしまいました。

昨日の女性を「細かい人だな」と思っていた私が、まったく同じ目に遭っていたのです。

笑っている私を見て、夫が台所をのぞきました。

「どうしたの?何がおかしいの?」

「聞いてよ。牛乳1本しか買ってないのに、2本分払ってた!」

「えっ、それ大丈夫なの?」

「大丈夫じゃないよ。明日、スーパーに言いに行かなきゃ……」

そう答えながら、また笑ってしまいました。

翌朝、私はレシートを持ってスーパーへ向かいました。

そしてレジに並ぶと、なんと昨日と同じ女性店員が立っていたのです。

少し恥ずかしくなりましたが、思い切って声をかけました。

「あの、合計が合わないんですけど…」

自分で言っておきながら、昨日の女性の声が頭に浮かびました。

私はレシートを見せ、牛乳を1本しか買っていないのに、2本分の金額がついていることを説明しました。

店員は丁寧に話を聞き、レシートを確認すると、返金の対応をしてくれました。

「申し訳ございません。ご指摘いただいて、ありがとうございます」

その言葉を聞いた瞬間、昨日の自分がますます恥ずかしくなりました。

あの女性が確認していなければ、間違った金額を払ったままだったのです。

心の中で、昨日の女性にそっと謝りました。

それ以来、スーパーで買い物をしたときは、必ずレシートを確認するようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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