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「1分もかからないんだから!」レジの順番を無視して割り込んだ客。だが、クーポンが使えず焦り始めた結果

  • 2026.10.25

レジの先頭に割り込んできた男性

3か月ほど前の週末、お昼どきのファストフード店に入ったときのことです。

レジには長い列ができていて、私も最後尾に並んでいました。

列の先頭にいた女性客が、ようやく注文しようとしたときです。

突然、横から男性が近づいてきて、女性客の肩を押しのけるようにカウンターの前へ割り込みました。

そして、スマートフォンの画面を店員さんに突き出したのです。

「アプリの限定クーポン、これ使えるだろ?セットで持ち帰り!急いでるんだよ!」

レジにいた若い店員さんは、突然のことに戸惑っている様子でした。

押しのけられた女性客も困った顔をして、男性の斜め後ろから声をかけました。

「あの、みんな並んで待っているんですけど…」

すると男性は、女性客を振り返ってにらみつけました。

「俺はすぐ終わるんだよ!注文するの遅いんだよ!」

「でも、順番が…」

「1分もかからないんだから!」

あまりの剣幕に、女性客はそれ以上何も言えなくなったようでした。

私も何か言うべきだと思いましたが、男性の大声に圧倒され、声をかけられません。

若い店員さんも困った表情のまま、男性が差し出したクーポンの画面に読み取り機を向けました。

「1分で終わる」はずだったのに

ところが、何度試しても機械が反応しません。

「申し訳ありません。うまく読み取れないようで…」

「はあ?そんなわけないだろ!さっきまでちゃんと出てたんだよ!」

男性は舌打ちをすると、スマートフォンの画面を何度も押し始めました。

しかし、今度はクーポンが見つからないようです。

「なんでログインからなんだよ…」

男性は画面をにらみながら、何度も操作を繰り返します。

先ほどまで「1分もかからない」と言い張っていたのに、注文は一向に進みません。

そこへ、奥から応援の先輩店員さんがやってきました。私と同じくらいの年齢の女性です。

先輩店員さんは男性の様子を見ると、カウンターの横を手で示し、落ち着いた声で伝えました。

「ご準備が整うまで、そちらでお待ちください。お並びのお客様を先にご案内いたしますね」

男性は一瞬顔を上げましたが、何も言い返しません。そのままスマートフォンを手に、カウンターの横へ移りました。

先輩店員さんは、最初に並んでいた女性客に向き直りました。

「大変お待たせいたしました。どうぞ、こちらへ」

女性客はほっとした表情で頭を下げ、ようやく注文を始めました。

その後、列は順調に進み、私も無事に注文を終えました。

レジから離れようとしたとき、男性はまだカウンターの横でログインをやり直していました。

すると、小さな声が聞こえてきたのです。

「パスワード、なんだっけ…」

さっきまであれほど大声を出していた男性が、今度は画面を前に困り果てている様子でした。

急いでいるのは分かります。それでも、ほかのお客さんを押しのけてまで先に注文しようとした男性の姿を思い出すと、なんとも複雑な気持ちになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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