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【筋トレ向けイヤホン比較】Beats・Shokz・Xiaomiの3モデルをジムで徹底検証

  • 2026.10.24

筋トレ中に音楽を聴いている人は多いと思います。
僕もその一人です。むしろジムに着いてからイヤホンを忘れたことに気づいた日は、それだけで少しテンションが下がります。

もちろん、音楽を聴いたからといって急にベンチプレスが10kg多く持ち上げられるようになるわけではありません。
それでも、好きな曲が流れていると「あと1回いけるかも」と思えるものです。トレーニングにおいて、この“気分”は意外と侮れません。
筋トレとは、サイエンスでもありますが、自分の気持ちを上げるものでもあります。
似て非なるものがそれぞれ介在している、これが筋トレの楽しさなのです。

そこで気になったのが、「何を聴くか」だけではなく、「何で聴くか」まで変えたらどうなるのか?
今回比較するのは、Beats「Powerbeats Fit」、Shokz「OpenDots 2」、Xiaomi「REDMI Headphones Neo」の3商品。イヤホン、イヤーカフ、ヘッドホンと、形状は見事にバラバラです。
ジムでのトレーニングだけに絞って比べてみると、装着感も、集中のしやすさも、得意な種目もかなり違いました。

重いスクワットの日は、ヘッドホンで“こもる”のがいい

Xiaomi「REDMI Headphones Neo」は、今回唯一のオーバーイヤー型。
装着すると耳全体がすっぽり覆われ、最初に感じるのは「重い」というより、耳まわりをしっかり包まれる感覚です。

重量は約263g。イヤークッションが柔らかく、頭全体で支えるので、じっと構える種目では意外と気になりません。
逆に、耳の中に何も入れないぶん、イヤホンとは違うラクさもあります。

この“包まれる感じ”が一番ハマるのが、個人的にはスクワットです。
まだまだ足トレに対して苦手意識を感じている中で、最大42dBのANCをオンにして、低音の効いた曲を流します。
そうすることで、ジムのBGMや周囲の会話から一歩離れやすくなります。ラックの前で呼吸を整えて、「よし、いくか」と気持ちを作る時間にかなり合います。

“足トレの神”とされるトムプラッツは言います。「足トレはジムに行く前に既に終わっている」と。
私は「ラックの前に立って終わらせる」ことがヘッドホンのおかげでできます。

一方で、何でもヘッドホンでいいわけではありません。バーピーやローイングのように、頭まで大きく動かす種目なら、もっと軽いデバイスのほうがラク。

だから僕なら、スクワット、レッグプレス、足トレにおける“その場で重量に集中する日”に使いたい。
脚トレは始める前から少し憂鬱なので、ヘッドホンを着けて強制的に戦闘モードに入るくらいで、むしろちょうどいいのかもしれません。

“今日は自分の世界で追い込みます”度:★★★★★

走って、漕いで、持ち上げる。“何でもやる日”はイヤホンが強い

Beats「Powerbeats Fit」は、3つの中で一番「固定されている感」が分かりやすいタイプです。
耳に入れたあと、柔らかいウィングチップを耳の上側に収めることで、イヤホンがピタッと止まります。

普通の完全ワイヤレスイヤホンより、着けた瞬間は「耳に何か付いている感」があります。ただ、そのぶん身体を動かしたときの安心感が強いです。
頭を振ったりしても、落ちそうなのが気になりにくいのがトレーニングではかなり大きいです。

これが一番ハマるのは、トレッドミルを走ったあとにローイング、そのままダンベルを持って、
最後にバーピーといった、HYROXの要素をジム内で組み合わせるようなハイブリッドトレーニング。

走っても、しゃがんでも、寝ても使える。ベンチプレスではヘッドホンのようにベンチと干渉しにくく、
バーピーの上下動でも大きなデバイスを気にしなくていい。IPX4の耐汗・耐水性能、ANCと外部音取り込みモードもあり、ジムの中でメニューを選ばないのが強みです。

“とりあえずこれ持っていけば何とかなる”度:★★★★★

長めの有酸素は、“耳に入れない”だけでかなりラク

Shokz「OpenDots 2」は、3つの中で装着感が一番違います。耳の穴には入れず、耳の側面を前後から挟むイヤーカフ型。
最初は「これで落ちないの?」と思う形ですが、実際は耳に沿って留まり、片耳約6.4gとかなり軽いです。

装着して一番分かりやすいのは、耳の穴がずっと空いていることです。
カナル型イヤホンのような密閉感がなく、耳の中にイヤーチップを押し込まないので、長く着けていても圧迫感が出にくいのです。

オープンイヤーのイヤホンの弱点としても骨伝導などだと、やはり音質が悪かったりなど懸念点は考慮されますが、
このイヤホンについては耳元にスピーカーがある形で想像の5倍は音質が良いです。

だから僕なら、トレッドミルやエアロバイクを30~40分やる日に使いたい。一定のリズムで長く身体を動かす有酸素では、
「音にどれだけ没入できるか」より、「着けていて気にならないか」が後半になるほど効いてきます。

耳を塞がないので、ジム内のアナウンスや人の気配が自然に入ってくるのも特徴です。ただし、これはメリットであり弱点でもあります。
周囲の音を遮断するタイプではないので、音漏れの懸念や、スクワット前に完全に集中したい日なら、個人的にはREDMI Headphones Neoのほうを選びます。

OpenDots 2は、音楽で自分を煽るというより、音楽を流しながらラクに動き続けたい日に強い。
ウォームアップから有酸素まで、そのままずっと着けていられる。3つの中では、一番「着けていることを忘れやすい」タイプでした。

“気づいたらずっと着けていた”度:★★★★★

3製品の中で「一つだけジムバッグに入れるなら?」と聞かれれば、僕ならPowerbeats Fit。

スクワットだけならヘッドホンに惹かれるし、長時間の有酸素ならイヤーカフもラク。でも、「今日は何をするか分からない。とりあえず全部やる」という日には、
この何でもいける感じが結局一番頼れます。

結局、「あと1回」を引き出してくれるのはどれ?

3つを比べてみると、面白いことに一番は決められませんでした。

僕なら、足取りが重い足トレの日はXiaomi「REDMI Headphones Neo」。幅広い筋トレまでいろいろやる日はBeats 「Powerbeats Fit」。有酸素を長めにやる日はShokz 「OpenDots 2」。

トレーニングをしていると、ベルトやリストラップも必要な日にしか使いません。そう考えると、音楽デバイスだけ毎回同じである必要もありません。

もちろん、ヘッドホンを変えたからスクワットが軽く感じるわけではないし、イヤホンを変えたところで身体が勝手に仕上がることもありません。結局、重量を上げるのは自分です。

しかし、実際にヘッドホンでBIG3のマックスに挑戦するほうが重量を更新できる気がしますし、セット、レップ数をしっかりと見て重量も扱うときはイヤホンでいいなと思います。また、有酸素でしっかりを汗流したいときはイヤーカフがいい、といった具合です。

その中で、好きな曲が気持ちよく流れて、最後に「もう少しいくか」と思える。
それなら“トレーニングギア”としては、十分役割を果たしているのかもしれません。

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