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「人の財布からお金を抜くのは、借りたとは言わないのよ」20万円を勝手に持ち出した恋人。だが、母親が告げた一言

  • 2026.10.24

朝のコンビニで気づいた財布の異変

21歳のころ、付き合っていた恋人の部屋に泊まった翌朝のことです。

その日は引っ越しの初期費用を払う予定があり、私の財布には20万円が入っていました。

私にとっては、絶対になくせない大切なお金でした。

当時、恋人とのデート代はほとんど私が負担していました。

彼は会計のときも財布を出そうとせず、私が払うのを当たり前のように待っていたのです。

朝、恋人の部屋を出てコンビニに寄りました。会計をしようと財布を開いた瞬間、私は思わず手を止めました。

「えっ……お金がない」

財布の中には小銭しか残っていません。入れていたはずのお札が、すべてなくなっていたのです。

夜のあいだ、かばんはずっと恋人の部屋に置いていました。

まさかとは思いましたが、ほかに心当たりがありません。

私は慌てて店の外へ出て、恋人に電話をかけました。

「ねえ、財布のお金がないの。何か知らない?」

すると、少し間を置いて、眠そうな声が返ってきました。

「ああ、ちょっと借りた。あとで返すよ」

「えっ、借りたって……勝手に取ったの?」

あまりにあっさり認められ、私は言葉を失いました。

引っ越しの支払いに必要なお金だというのに、彼には悪びれる様子もありませんでした。

夕方、恋人が私の部屋に来て、封筒を差し出しました。

中に入っていたのは7万円だけでした。

「これだけ。残りはもう使っちゃった」

「ちょっと待って。残りの13万円は?あれ、引っ越しのお金だったんだよ!」

私が問い詰めると、彼は面倒くさそうにため息をつきました。

「どうせ返すつもりだったし、怒らなくてもいいじゃん」

「返すつもりなら、先に言ってよ。勝手に財布から取るなんておかしいでしょ!」

それでも彼は納得していないようでした。結局、引っ越しの支払いは待ってもらうしかありませんでした。

恋人の母親が告げた厳しい一言

困り果てた私は、何度か会ったことのある恋人の母親に電話をかけ、事情を話しました。

母親は黙って話を聞いたあと、すぐに家へ来てほしいと言いました。

その夜、恋人の実家の居間で、私は彼と向かい合って座っていました。

母親に呼び出された彼は、不満そうな顔をしています。

「大げさだって。返すつもりだったんだから」

その言葉を聞いた母親は、厳しい表情で彼に言いました。

「人の財布からお金を抜くのは、借りたとは言わないのよ」

「でも、付き合ってるんだし…」

「付き合っていたら、勝手にお金を取ってもいいと思ってるの?」

母親に問い返されると、彼は口を閉じました。それまで言い訳を重ねていたのに、何も言えず、膝の上で手を握りしめています。

母親は私のほうへ向き直り、深く頭を下げました。

「本当に申し訳ありません。残りの13万円は私が払います」

そして、彼に向かって言いました。

「あなたは、そのお金を私にきちんと返しなさい」

彼はうつむいたまま、何も答えませんでした。

私は、もうこの人とは付き合っていけないと思いました。お金のことだけでなく、勝手に取ったことを悪いと思っていない様子が、何よりも悲しかったのです。

「もう、終わりにしよう」

私はその場で、恋人に別れを告げました。

その日のうちに、残りの13万円が私の口座に振り込まれました。

居間を出るときも、彼は母親の前でうなだれたままでした。

失ったお金は戻ってきましたが、一度失った信頼まで取り戻すことはできませんでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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