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「言うタイミングがなかった」結婚して3年目ごろに発覚した夫のカードローン。だが、契約日の欄を見た私が言葉を失った理由

  • 2026.10.24
「言うタイミングがなかった」結婚して3年目ごろに発覚した夫のカードローン。だが、契約日の欄を見た私が言葉を失った理由

昼の玄関で見つけた夫宛ての封筒

結婚して3年目くらいのころの話です。私と夫は、お金をそれぞれで管理していました。

住まいの費用や光熱費は二人で分けて払い、それ以外のお金の使い方には口を出さない。これまで特に困ったこともなく、そのやり方でいいと思っていました。

ある日の昼、玄関のポストに夫宛ての白い封筒が届いていました。

差出人の名前は小さく印刷されているだけで、何の会社か分かりません。夫宛ての郵便なので、開けずに靴箱の上へ置きました。

その夜、帰宅した夫が居間のテーブルについたところで、封筒を差し出しました。

「これ、昼に届いてたよ」

夫は差出人を確かめると、その場で封を切りました。

中の紙を読んだまま、黙り込んでしまいます。

「それ、何の手紙?」

「…カードの、返済のこと」

「えっ、どういうこと?」

夫は紙をテーブルに広げました。それは返済を求める督促状でした。

夫には以前から利用しているカードローンがあり、まだ返済が終わっていないのだといいます。

私は借金があることさえ知りませんでした。毎月の生活費はきちんと出してくれていたので、そんな事情があるとは思っていなかったのです。

督促状に書かれていた結婚式前日の日付

「どうして、今まで黙ってたの?」

「そのうち返せると思ってたんだ」

「でも、私には何も言ってくれなかったよね」

夫は目を伏せ、少し間を置いて答えました。

「言うタイミングがなかった」

何と言い返せばいいのか分からず、私はテーブルの督促状に目を落としました。

そこにあった「契約日」の欄を見て、思わず日付を読み直しました。

私たちの結婚式の、前日でした。

その日は、翌日の式が気になって、私は何度も持ち物を確かめていました。

同じ日に夫は、私に何も言わずカードローンの契約をしていたのです。

「どうして、結婚するときに言ってくれなかったの?」

「……嫌われると思った」

夫はうつむいたまま、膝の上で両手を握っていました。嫌われるのが怖かったという気持ちは分からなくもありません。

でも、私が一番つらかったのは、何も知らずに結婚式を迎えていたことでした。

返済が終わっても忘れられないこと

それから私たちは家計を見直し、返済の状況も二人で共有するようになりました。

今では借金はすべて返し終え、夫もあれ以来、どんなことでも話してくれるようになりました。

それでも、ときどき思い出します。

結婚式の日、隣で笑っていた夫は、前日の契約について何を考えていたのでしょうか。

今もポストに白い封筒が届くと、夫より先に手を伸ばしてしまいます。差出人を確かめるまで、指先が少し冷たくなるのです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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