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「嘘はついてないもん。お母さんを呼ぶ!」半泣きで戻ってきた小学生の姉妹。だが、怒る母親と防犯カメラを見た結果

  • 2026.10.24

半泣きでレジに戻ってきた姉妹

大学生のころ、私は書店でアルバイトをしていました。その店では、お金を入れると自動でお釣りが出てくるレジを使っていました。

ある日の昼、小学生の姉妹が本を買いに来ました。

高学年くらいの姉と、低学年くらいの妹です。

妹は布の手提げを抱えていました。

会計を終えた私は、機械から出てきたお釣りを確認し、妹の手のひらにのせました。

姉妹はそのままレジを離れていきました。

ところが、しばらくすると二人が戻ってきたのです。姉の目は赤く、妹も今にも泣きだしそうな顔をしています。

「すみません。お釣りが500円足りないんです…」

「えっ、500円ですか?」

私は驚きました。確かにお釣りを確認してから渡したはずです。

「うちのレジは、お釣りが自動で出る仕組みなんです。ちゃんと確認して渡したと思うんですが……」

そう説明しても、姉妹は納得できない様子でした。

困った私は店長を呼びました。店長はレジの外に出て、二人の前にしゃがみました。

「500円足りなかったんだね。ちょっと確認させてね」

すると姉が、涙をこらえながら言いました。

「嘘はついてないもん。お母さんを呼ぶ!」

しばらくして、母親が店にやってきました。母親は険しい表情で私を見ています。

店長は母親と姉妹を奥のスタッフルームへ案内し、私もあとに続きました。

「娘たちが嘘をつくはずがない!」

スタッフルームで、店長はレジの仕組みを説明しました。

しかし、母親は腕を組んだまま、納得できない様子です。

「じゃあ、うちの子たちが間違ってるってことですか?」

「いえ、そう決めつけているわけではありません。ただ、レジの記録では…」

店長が言い終わる前に、母親の声が大きくなりました。

「娘たちが嘘をつくはずがない!」

さらに、私のほうを見て言いました。

「うちの子を嘘つき扱いするなら、名誉毀損で訴えますからね!」

私は何も言い返せませんでした。確かにお釣りを渡したはずなのに、どうすれば分かってもらえるのか見当もつきません。

そんな中、店長は落ち着いた声で言いました。

「分かりました。では、防犯カメラの映像を一緒に確認していただけますか?」

店長が画面にレジの映像を映し出しました。

そこには、私が妹の手にお釣りをのせる様子が映っています。

そして、その直後でした。

妹の手から硬貨が滑り落ち、抱えていた手提げの外ポケットに入ったように見えたのです。

「あ、ちょっと待ってください」

店長が映像を止めました。

「こちらです。外ポケットに入っています」

母親は画面を見つめたあと、妹の手提げの外ポケットに手を入れました。

すると、取り出した手のひらには500円玉がのっていたのです。

「あった!」

妹が声を上げました。姉も安心したように息をつきます。

一方、母親は真っ赤な顔で500円玉を見つめていました。先ほどまでの勢いはなく、しばらく黙ったあと、小さな声で言いました。

「……お騒がせしました」

母親は短く頭を下げ、姉妹の手を引いてスタッフルームを出ていきました。

ドアが閉まると、店長が私の肩を軽くたたきました。

「ちゃんと渡してたな。よかった」

「はい……本当によかったです」

ようやく緊張が解けた私は、ほっと息をつきました。

姉妹も嘘をついていたわけではありません。ただ、お釣りが思わぬところに落ちていただけだったのです。

無事に解決して安心した一方で、確認する前にあそこまで強く責められたことは、今でも忘れられません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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