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妹島和世も参画!ルイス・バラガンの傑作を文化拠点へ再生。メキシコ〈LA CUADRA〉

  • 2026.10.24
LA CUADRAの外観

3つのポイント

1.名建築〈サン・クリストバルの厩舎〉を再定義。
2.妹島和世や隈研吾ら日本人建築家も協働。
3.建築物保護と文化体験の場を兼ね、市民に開放。

妹島和世も参画!ルイス・バラガンの傑作を文化拠点へ再生

ルイス・バラガンが1966〜68年に設計した後期の傑作の一つ、〈サン・クリストバルの厩舎〉。競走馬の育成で知られた実業家の私邸兼馬場施設で、人の生活空間と馬の飼育環境を統合した、当時としては世界的にも珍しい試みだった。その貴重な文化遺産が、今年2月から文化施設〈LA CUADRA〉として一般公開されている。展覧会やワークショップなどを定期的に開催し、バラガン建築を保存・展示。既存空間の開放性や柔軟性を生かしながら、アーキテクチャーと現代文化が交差する拠点を目指す。

LA CUADRAの外観

指揮するのは、建築家フェルナンド・ロメロ。メキシコシティの〈ソウマヤ美術館〉など未来的なスタイルで知られる彼とバラガン建築は対照的にも見えるが、「建築とは、自分たちが生きる時代を翻訳すること。バラガンは、世界的な建築の潮流とメキシコ固有の文化・風土を融合させ、彼の時代と場所に根ざした独自の建築を生み出した。私たち現代の建築家も同様で、社会やテクノロジーから新しい建築を考えたい」と熱く語る。

妹島和世が手がけたカフェの家具
妹島和世が手がけたカフェの家具。化粧室とショップも妹島が設計し来年2月に完成予定。隈研吾は2028年完成予定のパビリオンを設計。
LA CUADRAの厩舎
厩舎は14室。現在は馬はいないが、将来再び迎える可能性も。
私邸部分のギャラリー
私邸部分はギャラリーに。
建築家・フェルナンド・ロメロ
ロメロは独立前、レム・コールハース率いるOMAに在籍。〈カーザ・ダ・ムジカ〉の設計チームにも参加した。photo:David Franco

日本のモダニズム建築から多大な影響を受け、建築家・企業との協働やリサーチのため、毎年日本を訪れているというロメロ。妹島和世、隈研吾がプロジェクトに参画しているのも納得だ。「光と影の移ろいを感じ、水の音に耳を傾けてほしい」。バラガンの建築を体験しにメキシコを訪れる。そんな旅もオツかもしれない。

LA CUADRAの外観
空の色を映す中庭の馬の水場。

Information

LA CUADRAのロゴ


LA CUADRA

ラ・クアドラ/フェルナンド・ロメロ財団が運営管理。所在地はメキシコ州。要事前予約。

住所:Av. Juárez 59, Los Clubes, Ciudad López Mateos, Méx
営:11時〜17時
休:日曜・月曜
Instagram:@lacuadrabarragan

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