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「習い事をやめさせればいいだろ」生活費の負担を相談した私に冷たく返した夫。だが、一枚の家計表を見て黙った

  • 2026.10.23

二人で決めたはずの生活費の分担

夫と私は共働きで、結婚してからずっと財布を別々にしています。

子どもが生まれてからは、子どもにかかる費用は私、それ以外の生活費は夫が負担すると、二人で決めました。

付き合い始めたころの夫は、食事に行けば多めに払ってくれる人でした。

それなのに、いつの間にか食費や家の電話代まで私が払うことが増えていたのです。

子どもにかかるお金も重なり、私の家計は赤字になっていました。

ある晩、ソファでテレビを見ていた夫に、思い切って相談しました。

「ねえ、ちょっとお金のことで話があるんだけど」

「なに?」

「最近、食費も電話代も私が払うことが多くて。正直、もう苦しいの」

すると夫は、テレビから目を離さないままため息をつきました。

「俺だって、ちゃんと払ってるだろ」

「それは分かってるけど、子どものお金も私が出してるし、このままだと…」

言い終わる前に、夫がリモコンを放り出しました。

「習い事をやめさせればいいだろ」

思わず言葉を失いました。

子どもは体操教室が大好きで、帰ってくるたびに覚えた技をうれしそうに見せてくれます。

そのときも部屋のすみでマットを広げていたのですが、夫の声に驚いたのか、ぴたりと動きを止めました。

子どもの前で言い争いたくない気持ちもあり、その日はそれ以上、何も言えませんでした。

夫の前に置いた、一枚の家計表

それから私は、買い物のレシートや支払いの明細を捨てずに取っておくことにしました。

数か月分がたまったところで、食費、電話代、日用品、子どもにかかったお金を項目ごとに整理し、誰がいくら払ったのか、一枚の表にまとめました。

ある夜、夕食の片づけを終えてから、リビングで夫と向かい合いました。部屋のすみでは、子どもが体操のマットで前転の練習をしています。

私はテーブルに表を置き、その横にレシートや明細を並べました。

「ちょっと、これを見てほしいの」

「なにこれ。俺はちゃんと払ってるだろ」

夫は少し笑いながら表をのぞき込みました。

けれど、項目を一つずつ目で追ううちに、その笑みが消えていきました。

夫が負担するはずだった食費や電話代も、私が支払った欄に並んでいます。記録した支出を合計すると、どの月も私の負担額が夫を大きく上回っていました。

「ここ見て。食費も電話代も、私が払ってるでしょ」

夫は何か言いかけましたが、黙ってレシートを手に取りました。

何枚かめくっては表に目を戻し、しばらく数字を見つめています。

私はもう一度、落ち着いて伝えました。

「子どもの体操をやめさせる前に、最初に決めた分担に戻してほしいの」

しばらくして、夫が小さな声で答えました。

「……こんなに偏ってたのか。決めたとおりに戻すよ」

その月から、生活費の分け方は以前の約束どおりに戻りました。

話し合いを終えたころ、部屋のすみで前転を成功させた子どもが、得意げにこちらを振り返りました。

あのとき、諦めずに話してよかったと思います。

子どもが大好きな体操教室は、今も続いています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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