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「うちの子に勝手に注意しないでよ!」図書館で走る子どもに声をかけた私。だが、怒鳴る母親に職員が伝えた正論

  • 2026.10.23

図書館で走り回る子どもたちに声をかけると…

昼の図書館で、本を読んでいたときのことです。

閲覧席の長い机には、新聞を広げる年配の男性や勉強中の学生が座っていました。

館内は静かで、聞こえてくるのはページをめくる音くらいでした。

ところが、突然、子どもたちの笑い声が響いてきたのです。

顔を上げると、小学生くらいの子どもが二人、本棚のあいだを走り回っていました。どうやら追いかけっこをしているようです。

最初は、子どもだから多少は仕方ないと思っていました。

しかし、しばらくたっても走る足音や大きな声は止まりません。周囲の人たちも本から顔を上げ、困ったように子どもたちを見ています。

さすがに気になり、私は席を立ちました。

ちょうど近くまで走ってきた二人に、少しかがんで声をかけました。

「ここは図書館だから、静かにしようね」

すると、二人は足を止めて顔を見合わせ、素直にうなずいてくれました。

これで静かになるかな、と安心したのもつかの間です。

「ちょっと、うちの子に何か用ですか?」

突然、横から強い口調で声をかけられました。

振り向くと、雑誌コーナーのソファで雑誌を読んでいた、私と同じ年ごろの母親がこちらへ歩いてきます。

「あ、走っていたので、静かにしようねって声をかけただけです」

そう説明すると、母親は険しい表情で私に詰め寄りました。

「うちの子に勝手に注意しないでよ!」

「でも、ここは図書館ですし、ほかの方も……」

「子どもなんだから仕方ないでしょ!」

母親の声は閲覧席まで響いていました。

静かにしてもらいたくて声をかけたのに、かえって騒ぎが大きくなってしまったのです。

周囲の視線も集まり、私はそれ以上、何と言えばいいのか分からなくなってしまいました。

怒鳴り続ける母親に、職員がかけた一言

そのとき、カウンターのほうから女性の職員が歩いてきました。

職員は私たちのそばで立ち止まり、母親に声をかけました。

「すみません。館内では、もう少し声を落としていただけますか」

母親は驚いたように職員を見ました。

「でも、この人がうちの子に勝手に注意したんですよ!」

職員は落ち着いた口調で答えました。

「お話は分かりました。ただ、今はお客様の声も館内に響いていますので……」

そう言われると、母親は周囲に目を向け、口を閉じました。

職員は続けて、母親にお願いしました。

「それから、お子さまが館内を走ると危ないですし、ほかの方のご迷惑にもなります。お近くで見ていていただけますか」

母親はしばらく黙っていましたが、やがて子どもたちのほうを振り返りました。

そして二人の手を取り、児童書のコーナーへ歩いていきました。

それ以上、大きな声が上がることはありませんでした。

館内に静けさが戻ると、職員は私のほうを向いて、小さく会釈しました。

私も会釈を返し、閲覧席へ戻りました。

席に座って本を開きながら、ようやくほっとしました。

子どもたちは、声をかけたときに素直にうなずいてくれました。それだけに、あれほど母親から怒鳴られるとは思ってもいませんでした。

職員が感情的にならず、落ち着いて対応してくれたことが、何よりありがたかったです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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