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「夕方は半額のはずでしょう?」スーパーのレジで店員を責め続けた女性客。だが、店長が売り場から持ってきた一枚の紙

  • 2026.10.23

3割引きのシールを見て声を上げた女性客

仕事帰り、近所のスーパーへ寄ったときのことです。

夕方の店内は買い物客で混み合い、どのレジにも長い列ができていました。

私も惣菜と野菜をかごに入れ、順番を待っていました。

私の二人前にいた年配の女性客の会計が始まったときです。

女性客は惣菜のパックを手に取り、貼られた値引きシールを見て眉をひそめました。

「ちょっと、これ3割引きなの?」

「もう6時過ぎてるのよ。夕方は半額のはずでしょう?」

レジを担当していた若い女性の店員さんは、少し困った表情で答えました。

「申し訳ありません。商品によって割引率が違うんです。こちらは3割引きで…」

「えっ、でも、いつも夕方は半額じゃない。売り場でシールを貼り替えてないだけじゃないの?」

店員さんがもう一度説明しようとすると、女性客はその言葉を遮りました。

「ちゃんと確認してよ。手際が悪いんじゃないの?」

そう言って、惣菜のパックを店員さんの顔の前に突き出します。

「客をバカにしてるの?」

その大きな声に、隣のレジのお客さんまで振り返りました。

こちらの列はすっかり止まり、後ろからはため息や小さな舌打ちも聞こえてきます。

店員さんは何か言おうとしましたが、女性客の勢いに押されたのか、唇をかんで黙ってしまいました。目には涙が浮かんでいます。

私も見ていて胸が痛くなりました。

店長が差し出した一枚の紙

店員さんがレジ横の呼び出しボタンを押すと、ほどなく店長がやって来ました。

店長は女性客の話を最後まで聞くと、「少々お待ちください」と言って、いったん売り場へ向かいました。

戻ってきた店長の手には、一枚の紙がありました。

「お客様、こちらが本日の値引きの一覧です」

店長は女性客の前に紙を広げ、ある欄を指で示しました。

商品ごとの割引率が記された一覧です。

「このお惣菜は、今日は3割引きになっています。貼ってあるシールで間違いありません」

「えっ……そうなの?」

女性客は何か言いかけましたが、そのまま黙って紙に目を落としました。

さっきまで大声で店員さんを責めていた女性客の顔が、みるみる赤くなっていきます。

結局、店員さんが最初に説明していたとおりだったのです。

周りでは、黙ってうなずく人もいました。私のすぐ前にいた男性も、ほっとしたように小さく息をついていました。

女性客はそれ以上言い返さず、財布を取り出しました。会計を済ませると袋を抱え、足早に店を出ていきました。

店長は店員さんの肩を軽くたたき、穏やかな声で言いました。

「説明は合ってたよ。大丈夫だから」

店員さんは小さくうなずき、再びレジの仕事に戻りました。

私の前の男性の会計も終わり、ようやく私の番になりました。

かごをレジ台に置きながら、私はそっと声をかけました。

「大変でしたね」

店員さんはまだ目を赤くしていましたが、少しだけ笑ってくれました。

あのとき、店長が落ち着いて事実を示してくれて、本当によかったと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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