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「別れたら教えてって何だよ。お前に言われなくてもそうするわ」彼からの誤送信。問いただした私に届いた2通の返事

  • 2026.10.24
ハウコレ

送り間違いを謝る彼に、私は聞かずにいられないことを返しました。返ってきた答えを何度読み返しても、一番欲しかった言葉は見つからないままでした。

スマホに届いていたのは、少し前に「今から帰る」と送ってきた彼からの続き。いつもの調子で開いた画面の文面は、私に宛てたものではありませんでした。

開いた画面にあったのは、知らない誰かへの返事

表示されていたのは、こんな文面です。

「別れたら教えてって何だよ。お前に言われなくてもそうするわ」

付き合って3年、一緒に暮らし始めて1年になる彼。普段よりずっと砕けた口調で、私宛てでないことはすぐに分かりました。

「別れたら教えて」彼は誰かから、そう言われていたのです。

読み返そうと画面をスクロールした直後、文面は送信取消の表示に置き換わりました。既読はもうついているのに、消された。読まれたくなかったのだと思うと、消えた跡のほうが文面より重く見えてしまいます。

見なかったことにはできなかった

入力欄を開きました。何もなかったことにする選択肢も浮かびました。でも、見なかったふりを続けられる自信はありません。

「さっきの読んじゃった」

送るとすぐに既読がつき、返事が届きました。

「ごめん、送る相手を間違えた」

謝られたのは送り先のことだけ。聞きたいことは別にありました。

「お前って誰?」

「大学の友達。冗談で言われただけだから、気にしないで」

冗談だとしても、です。冗談で別れの話をされるような何かが、私の知らないところであったのでしょうか。

待っても届かなかった一言

「冗談でも、なんで別れたら教えてなんて言われるの?」

今度は既読がついてから、しばらく返事がありません。

「今はまだ言えない」

「言えるようになったら、ちゃんと話す」

続けて届いた2通に、私は「わかった」とだけ返しました。何度読み返しても、別れる気なんてない、という一言はどこにもありません。そうなったら真っ先に言う。あの返事は、そうなる日をどこかで想像している人の言葉に読めてしまったのです。

そして...

しばらくして、玄関の鍵が開く音がしました。

「ただいま」

いつもと変わらない彼の声に、私も「おかえり」と返しました。

顔を見れば、さっきのメッセージについて聞けると思っていました。でも、彼が何事もなかったように上着を脱ぎ、いつもの場所に荷物を置くのを見ていると、話を切り出せませんでした。

いつもどおり帰ってきた彼を見て、少し安心したのも事実です。それでも、私たちが別れるつもりはないのか、その答えはまだ聞けていません。

彼が何を話せずにいるのか分からないまま、いつか別れを告げられる日が来るのではないかと、不安だけが残りました。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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