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「中古だから大したことないって」バイク用品を買い続ける夫。明細を見せて話し合った私が、寝室の引き出しに隠したもの

  • 2026.10.22
「中古だから大したことないって」バイク用品を買い続ける夫。明細を見せて話し合った私が、寝室の引き出しに隠したもの

駐車場にとまっていた見知らぬバイク

夫は昔から、欲しい物があると後先を考えずに買ってしまう人でした。

お金の使い方が荒く、私は何度も困らされてきました。

ある日の夕方、仕事から帰ると、自宅の駐車場に見覚えのないバイクがとまっていました。

「えっ、何これ…?」

驚いて立ち止まっていると、玄関から夫が出てきました。うれしそうにバイクのシートをなでながら言います。

「いいだろ。今日、買ってきたんだ」

「買ってきたって…相談もなしに?これ、いくらしたの?」

すると夫は、たいしたことでもないように笑いました。

「中古だから大したことないって」

「いや、そうじゃなくて。いくらだったの?」

何度聞いても、夫ははっきり答えてくれません。

あとになって、バイクだけで数十万円もしたと分かりました。

中古だから安いという夫の言葉を、私はとても信じられませんでした。

しかも、それで終わりではありません。

まもなく、家に宅配便が次々と届くようになったのです。

ヘルメットに上着、手袋。届くのは、どれもバイクに乗るための用品ばかりでした。

リビングの隅には、開封した段ボール箱が積み上がっていきます。

「ねえ、この上着はいくらしたの?」

「さあ、覚えてない。必要な物なんだから、いいだろ」

別の日、手袋の値段を聞いたときには、夫は面倒くさそうに舌打ちしました。

「いちいちうるさいな。俺の金だろ」

「でも、こんなに次々買って大丈夫なの?」

夫はそれ以上、話そうともしませんでした。

何を聞いてもまともに答えてもらえず、私は怒りを通り越して、すっかりあきれてしまいました。

テーブルに並べた明細を見た夫の反応

ある晩、私は届いたバイク用品の値段を自分で調べてみました。

すると、どれも数万円単位の品物だったのです。

一つずつは必要な物なのかもしれません。でも、金額を隠すような態度を取られては、納得できませんでした。

次の夜、私は箱に付いていた伝票とカードの明細を集め、リビングのテーブルに並べました。

調べた商品の価格も照らし合わせると、夫がいかにお金を使っていたかが見えてきました。

お風呂から上がってきた夫は、テーブルを見て足を止めました。

「……何だよ、これ」

「今まで買った物の明細。ちょっと見て」

夫が向かいの椅子に座ったところで、私は言いました。

「大したことないって言ったよね。これ、全部でどれだけ使ったか分かってる?」

夫は黙って明細を見つめました。

一枚めくり、また別の伝票を手に取ります。最初は不機嫌そうだった顔が、次第に真剣な表情へと変わっていきました。

「……こんなになってたのか」

さっきまでの強気な態度は、すっかり消えていました。

「私だって、バイクを買うなって言いたいわけじゃないよ。でも、これから何か買うときは先に相談してほしい。それと、使った分はお小遣いから少しずつ戻して」

夫はしばらく黙っていましたが、やがて小さくうなずきました。

「……分かった」

それを聞いても、私はすぐには安心できませんでした。今までだって、お金の使い方には何度も悩まされてきたからです。

話が終わり、私は伝票の束を片づけて寝室へ向かいました。

引き出しを開け、束を奥にしまいます。

そこには、前から用意してある離婚届が一枚入っています。

夫は、その引き出しを開けたことがありません。

今夜の「分かった」が本当に守られるのか。

私はまだ、簡単には信じられずにいます。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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