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地毛を生かすフレンチボブ、オーダー法をプロが解説! 初めてのショートヘアにも最適

  • 2026.10.22
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1920年代のココ・シャネルの端正なウェーブから、映画『アメリ』の主人公アメリ・プーランのギザギザのバングまで。ボブはフレンチスタイルの定番であり続け、今なお現代のヘアカットにインスピレーションを与え続けている。

フレンチボブの持ち味はその懐の深さ。どんな髪質にも、どの季節にもなじむ。柔らかなこなれ感があるから、初めて短いレングスに挑戦する人の入門カットとしても申し分ない。この秋フレンチボブをオーダーすれば、乾燥した毛先や枝毛を切り落として、新しい季節へ向けて髪をリフレッシュする好機にもなる。

フレンチボブのタイムレスな魅力とは

「ニコラ・クラーク×ジョン・フリーダ」サロンのシニアスタイリスト、ジョエル・ゴンサルヴェス氏は、フレンチボブの魅力についてこう語っている。「フレンチボブとは、1920年代のショートボブに着想を得たスタイルです。ネーミングの由来は、感度の高いフランスのアートガールたちと、ココ・シャネルが率いたファッションムーブメントによって最初に広まったことに由来します。その本質は、ロングヘアへの反逆でした」

「フレンチボブは、あごのすぐ上の位置で、やや切りっぱなし気味にカットします。とてもリラックスした、気負いのないスタイルです」。スタイリングも、ほとんど手をかけていないように見えるのがこのカットの真骨頂だとゴンサルヴェス氏は続ける。自然乾燥させて、動きのある前髪と合わせるだけ。そんなイメージだ。

ボブの入門スタイルとしても最適

クラシックなフレンチスタイルはあごのラインで切りそろえるのが定番だが、もし思い切れないなら、少しずつ短くしてみよう。フレンチボブは細かな決まりごとというより、ひとつの流儀。地毛の質感を生かす、手のかからないスタイルというのがポイントだ。

また、ゴンサルヴェス氏は「細く柔らかな髪の人にこそフレンチボブをおすすめしたいですね。ボリュームと動きの錯覚を生んでくれるからです」と話す。耳たぶの高さまで思い切って短くして、眉をかすめる長さの前髪を合わせること。これでまさに“アメリ”の雰囲気が完成する。

「このヘアカットの肝はリラックスした切り方と、ちょうどいいレングス、ちょうどいい前髪のバランスにあります。だからほとんどの髪質に似合います。カーリーヘアとの相性も最高にクールですよ」

フレンチボブの秋のスタイリング術

無造作な質感と端正な仕上がり。その絶妙なバランスを決めるには、少量のスタイリングクリームをなじませて自然乾燥させるのが基本だ。

「ブローでなめらかに仕上げてもいいですが、ストレートアイロンではなくブラシを使ってください。直毛の人は、ゴルフボール大のムースをなじませて耳の後ろへとかしつけ、ディフューザーで乾かすのもおすすめです。完全に乾いたら髪を振りながらほぐして。サイドにほんのり自然なウェーブが生まれているはずです」とゴンサルヴェス氏。

フレンチボブのスタイリングで氏が信頼を寄せる道具はディフューザーで、これはカーリーヘアにも最適な一品。お気に入りは「ヘア バイ サム マックナイト」の“クールガール”シリーズだそう。

カーリーヘアのボブはどう整えるか

「アヴェダ」のアーティスティックディレクター兼エデュケーター、クリストフ・ポンタン氏によれば、カーリーボブの鍵は、カールの強さに合わせてカットを変えることにある。

「カールがやや弱めの2A〜3Bの範囲なら、シャンプーとコンディショナーを済ませた洗いたてのウェットヘアの状態で精密にカットしていくのがおすすめです。外周にあたる毛先は切りっぱなしにして、内側には長めの段をランダムに入れる。そうすれば、カーリーボブにありがちな三角形のシルエットを防げます」とポンタン氏。

「乾いたときに縮みすぎないよう、髪を引っ張るのはごく最小限に。スタイリングは『アヴェダ』“ビー カーリー カール エンハンサー クリーム”だけで十分です」。カールがやや強めの3C〜4Aの場合は、「自然な状態の髪を観察しながら切るので、ドライカットがベストです」。仕上げは高保湿のトリートメントで髪の健康を保ち、細かく強いカールを際立たせるコイルジェルで輪郭を描いてみて。

ここからは、この秋いちばんシックなフレンチボブのお手本を見ていこう。

秋に真似したいフレンチボブの最旬スタイル6選

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顔を縁取るカーテンフレンチボブ

直毛の人や細く柔らかな髪の人には、顔まわりをさりげなく縁取るレイヤーの入りのフレンチボブがおすすめ。髪にふくらみを足してくれる。

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前髪で主役を張るフレンチボブ

ハル・ベリーが選んだのは、薄く軽やかに額を覆うフレンチウェーブボブ。インパクトがありながら、どこまでもモダンな佇まいだ。

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極短でミニマルなプチフレンチボブ

UK版「ELLE」のカバーを飾ったばかりのレア・セドゥは、筋金入りのフレンチボブ派。今回はさらに短いレングスに挑み、耳にかけたミニマルなシルエットで登場した。

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長めレングスから始めるロングフレンチボブ

「思い切ってカットするのはまだ早い」という人は、やや長めの丈とビーチウェーブから。トレンドへのスムーズな入り口になる。

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ボリュームを叶えるサイドパート

サイドに分け目をとり、質感をたっぷり仕込んだスカーレット・ヨハンソン。ボリュームを賢く底上げするテクニックだ。

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地毛が主役のウェービーなフレンチボブ

正しく仕立てられたフレンチボブは、持ち前の髪質を引き立ててくれるもの。肩の少し上に収まる丈なら、カールの弾みも保てる。

Realization : Medina Azaldin Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

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