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「光の画家」ターナーの大回顧展が国立西洋美術館で開催

  • 2026.10.21
J.M.W. ターナー《捕鯨船エレバス号に万歳! もう一頭獲ったぞ!》 1846年展示 油彩/カンヴァス テート美術館 Photo: Tate

2026年10月24日(土)より、「国立西洋美術館」で『テート美術館 ターナー展——崇高の絵画、現代美術との対話』が開催される。移ろう光や大気、蒸気などを独自の筆致で描き出した「光の画家」ターナー。本展では、ロンドンの「テート美術館」が所蔵する油彩画や水彩画など80点以上を紹介するほか、ターナー作品と共鳴する現代美術も展示、画家が抱いた問題意識の現代性を浮き彫りにする。


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ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)は、英国ロマン主義を代表する芸術家。光や大気、海、空、さらには産業革命期に人間が排出しはじめた蒸気や煤煙を、ときに克明に、ときに抽象化して描き出し、絵画の可能性を押し広げた。その作品はまた、当時の哲学や芸術において重視されていた自然の「崇高」を鑑賞者に経験させる、という側面からも評価されてきた。

本展に並ぶのは、世界最大のターナー・コレクションを誇るロンドンの「テート美術館」が所蔵する80点以上の油彩画や水彩画をはじめとする作品群。これらを「山々の内部へ」「崇高の都市、ヴェネツィア」「荒れた海」など、テーマごとに再編し、ゆるやかな時系列に沿って展示する。

<写真>J.M.W. ターナー《ヴェネツィア――サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂》 1844年展示 油彩/カンヴァス
テート美術館 Photo: Tate

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序章に加え、全7章で構成される展示空間には、ターナー作品のほか、現代アーティストによる作品も登場する。例えば、海の激しさや詩的な側面を描いた作品が壁面を飾る「第6章 黙想、海と空を見つめつつ」では、ヴォルフガング・ティルマンスが広大な海の細部までとらえた、示唆に富む写真作品を併置した。

<写真>J.M.W. ターナー《新月――あるいは「ボートを失った、きみにフープはやらない」》 1840年展示
油彩/板(マホガニー) テート美術館 Photo: Tate

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本展に合わせて生まれたコラボレーショングッズもお見逃しなく。《新月――あるいは「ボートを失った、きみにフープはやらない」》に描かれている2匹の犬をモデルにしたぬいぐるみキーチェーンや、「テート美術館」のラウンジで提供されている英国高級紅茶ブランド「JING TEA」のティーバッグアソート缶にターナー作品をあしらったオリジナル缶などが発売される。

<写真>「犬のぬいぐるみ」(左)各¥2,420「JING TEA ティーバッグ缶」¥2,480

撮影:山本倫子

また、音声ガイドナビゲーターは『エル・デコ』の連載でもお馴染みの小関裕太に決定。英国文化に親しみ、俳優としてもその魅力に触れてきた小関が、ターナーが描いた光の風景へと、声で鑑賞者を案内する。


ターナーの充実したコレクションのみならず、現代を生きるアーティストによる作品との共演を目にすることができる本展。英国を代表する偉大な画家がのこした名作の数々を、新鮮な視点から見つめることができそうだ。

テート美術館 ターナー展——崇高の絵画、現代美術との対話
会期/2026年10月24日(土)〜2027年2月21日(日)
会場/国立西洋美術館
住所/東京都台東区上野公園7-7

巡回展
大阪中之島美術館:2027年3月13日(土)~6月27日(日)

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