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「おばあちゃん、私の入学式には来なかったね」初孫の記念写真を自慢する義母。だが、小学生の娘が返した一言

  • 2026.10.21

座卓いっぱいに広げられた初孫の記念写真

休日の昼、夫と小学生の娘と一緒に、夫の実家を訪ねました。

居間の座卓をはさんで、義母と義父の向かいに私たちが並んで座りました。

お茶が出て間もなく、義母が奥の部屋から箱を抱えてきました。

「これ、見て。懐かしいでしょう」

義母が座卓に並べたのは、義兄の家の上の子の記念写真でした。

義両親にとっては初孫です。

「これが七五三でしょ。こっちはランドセルを買いに行ったときね」

入学式や卒業式の写真も出てきて、義母は一枚ずつ指さしながら楽しそうに話し続けます。

義両親はこの初孫の七五三も入学も卒業も、節目のたびに遠くから駆けつけていました。

けれど、3番目の孫である私の娘の節目には、一度も来てもらったことがありません。

お祝いの扱いにも差があり、私はずっと気になっていました。

「初孫は特別なのよ、節目は全部お祝いしたの」

義母は写真を持ち上げ、うれしそうに笑います。

義父も卒業式の写真を指でたたきました。

「見てみろ、この堂々とした顔」

「本当にね。あの子のためなら、どこへだって行くわよ」

私は何と返せばいいか分からず、曖昧に笑いました。

娘も最近は、自分との扱いの違いに気づいているようです。

隣にいる娘の表情が気になって仕方ありませんでした。

「私の入学式には来なかったね」娘の一言で止まった手

そのとき、娘が座卓に身を乗り出し、入学式の写真をのぞきこみました。

そして、義母に向かって言いました。

「おばあちゃん、私の入学式には来なかったね」

責めるような口調ではありません。ただ、写真を見て思い出したことを口にしたようでした。

義母の手がぴたりと止まりました。

口を開きかけたものの、何も言いません。義父も写真から手を離し、目をそらしました。

夫が静かに口を開きます。

「母さん、この子も、同じ孫だよ」

義母は答えず、座卓の写真を一枚ずつ箱へ戻し始めました。さっきまで楽しそうに話していた義母が黙ってしまい、私も何も言えませんでした。

帰りの車では、夫が運転し、私と娘は後部座席に並んでいました。

しばらくして、娘が小さな声で聞きました。

「私、変なこと言った?」

「ううん。本当のことを言っただけだよ」

私は娘の手を握りました。自分の入学式に来てもらえなかったことを、娘が覚えていたのだと思うと、胸が苦しくなりました。

私は運転中の夫に、これからは無理に義両親に合わせず、少し距離を置きたいと伝えました。

夫はルームミラー越しに娘を見て、うなずきました。

「そうしよう。もう、この子に我慢させたくない」

娘には、これ以上、大人の気遣いを背負わせたくない。帰り道、そう強く思いました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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