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「1200円送っといて」2100円のカフェ代を多く請求する彼。だが、毎回の割り勘に疑問を感じていた私が告げた一言

  • 2026.10.21

いつも少しだけ多い、私の分

1年ほど前、私には同い年の彼がいました。お互いに社会人2年目で、給料もほとんど同じくらい。デート代は基本的に割り勘にしようと、2人で決めていました。

会計のときは、いつも彼が先に伝票を手に取ります。

「まとめて払っておくから、あとで送って」

私もそのほうが楽だと思い、彼に任せていました。

ところが、ある夜のことです。

2人で居酒屋に行き、会計は5200円でした。店を出たところで、私は彼に尋ねました。

「いくら送ればいい?」

すると彼は、レシートを財布にしまいながら笑顔で答えました。

「じゃあ3000円でいいよ!」

一瞬、あれ?と思いました。半分なら2600円です。400円多くありませんか。

ただ、その場で細かく聞くのも気が引けて、私の勘違いかもしれないと思い、その夜は言われたとおりに送りました。

しかし、それからも同じことが続きました。

月に3回も4回も、彼に言われた金額を確認すると、決まって私のほうが多く払う計算になるのです。

一度、送金する前に金額を見直していると、彼は笑いながら言いました。

「なに、どうしたの?早く送っといてね」

「あ、うん…」

結局、そのときも言い出せませんでした。

数百円のことだと思われるかもしれません。

でも、毎回となると話は別です。割り勘と決めたのに、どうして私だけ多く払っているのだろう。その疑問が少しずつ大きくなっていきました。

2100円のカフェで、私が告げた一言

ある休日の昼、彼とカフェに行きました。

この日の会計は2100円。

支払いを済ませてテーブルに戻ってきた彼は、私の前にレシートを置きました。

「1200円送っといて」

私はレシートを手に取り、もう一度金額を確かめました。

半分なら1050円。今回も150円多い金額です。

これまで何度も引っかかっていたことを思い出し、私は彼に聞きました。

「ねえ、これ、半額より多くない?」

すると彼は、少し面倒くさそうに肩をすくめました。

「えっ、端数の計算面倒だし、細かいこと気にするんだね」

その言葉を聞いて、私は悲しくなりました。

たった150円が惜しいわけではありません。

2人で割り勘にすると決めたのに、いつも私のほうが多く払っていたこと。

そして、それを指摘した私が細かい人間であるかのように言われたことが、何より嫌だったのです。

私はレシートをテーブルに置き、彼の顔を見ました。

「細かいって言うけど、前の居酒屋もそうだったよね?」

「え?」

「5200円だったのに、私、3000円払ったよ。半分なら2600円でしょ?」

彼は黙りました。

「今日だって2100円だから、1050円ずつだよね。計算が面倒なら、これからは私がやるよ」

彼は何か言いかけましたが、結局、返事はありませんでした。隣の席の女性がちらりとこちらを見たのが分かり、私も少し気まずくなりました。

それでも、もう曖昧にはしたくありませんでした。

「私、割り勘が嫌なんじゃないよ。毎回、私のほうが多いのが嫌だったの」

彼は目をそらし、黙ってカップを見つめていました。

それからは、デートのたびに自分でレシートを確認し、きっちり半分だけを送るようにしました。

すると彼は、会計のたびに不機嫌そうな顔をするようになったのです。

「……はいはい、半分ね」

そんな言い方をされるたびに、私の気持ちは少しずつ離れていきました。

そして数か月後、私は彼に別れを告げました。

別れたあと、ひとりでカフェに入ったときのことです。自分の分だけを支払い、受け取ったレシートを何気なく見ました。

そこには、自分が支払った金額がそのまま記されています。

当たり前のことなのに、なんだかほっとしました。

私が嫌だったのは、数百円の差ではありません。小さな違和感を伝えても、まともに向き合ってもらえなかったことだったのだと思います。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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