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バンカーは砂質で打ち方を変えるだけ!「軽い砂」「重い砂」の簡単脱出法

  • 2026.10.20

バンカーは難しい……。寄せるどころか出すのも……。そんなバンカー嫌いの人がすぐにうまくなる方法を理論派コーチ・永井研史がレクチャーします。

今回は、「軽いサラサラの砂」と「重いボテボテの砂」の砂質別に、バンカーショットのアレンジ術をまとめて解説。ポイントは、フェースの開き具合、クラブの着地点、砂を取る量を砂質で変えることです!

「重い砂」「軽い砂」で変えればこんなに楽!

バンカーは砂質で打ち方を変えるだけ!「軽い砂」「重い砂」の簡単脱出法
上が軽いサラサラの砂、下が重いボテボテの砂の打ち比べ

軽い砂と重い砂の打ち比べの連続写真。よく見ると、あきらかな違いがあります。砂質に合わせて「フェースの開き具合」「クラブの着地点」「砂を取る量」の3つを変えれば、バンカーからの脱出が簡単になります。

「軽い・重い」砂質で変える簡単脱出のための3つのお約束

バンカーは砂質で打ち方を変えるだけ!「軽い砂」「重い砂」の簡単脱出法
左が軽いサラサラの砂、右が重いボテボテの砂

お約束1 フェースの開き具合

サラサラの砂は、フェースを開きすぎるとだるま落としになりやすい。フェースはあまり開かなくてOK(0〜10°開く)。重い砂は強い抵抗がかかる。フェースを10〜30°くらい大きく開いて、ヘッドにかかる抵抗を緩和させる。

お約束2 クラブの着地点

軽い砂は、着地点がボールに近すぎると砂をとれなくなってしまうので、ボールの5〜6cm手前にヘッドを入れる。重い砂は、ボールのすぐ近く、2〜3cm手前に着地。遠すぎるとパワーがボールに伝わらないので要注意。

お約束3 砂を取る量

軽い砂は、入射角をきつくして、砂を多くとる。ダウンブローの軌道で砂ごとボールを打つイメージをもつ。重い砂は、砂をとりすぎないことが肝心。入射角をゆるくしてレベルブローで当てて、砂を薄くとる。

軽い砂タイプ|ボールを左寄りにセットするのが大前提

バンカーは砂質で打ち方を変えるだけ!「軽い砂」「重い砂」の簡単脱出法
ボールは左、軸も左! 鋭角軌道で砂を多くとる

軽い砂は、ボールを「砂ごと飛ばす」感覚で打ちます。砂を多くとるには、アドレスが大事。ボールを左寄りにセットして、少し左足荷重で構えます。軽い砂は抵抗が少なくヘッドがボールの下をくぐってしまうので、アゴが近かったり自分の胸の位置よりも高いなど、ボールを高く上げなくていけないときを除いては、フェースを大きく開かなくてOKです。

ヘッドの着地点はボールの5~6センチとかなり手前。ボールを右に寄せてしまうとダウンブローでは打てるものの、ボールに直接コンタクトしてしまい、手前の砂をとるのが困難になります。

1 ボールを左寄りにセット

ボールを左寄りにセットしたらやや左足荷重で構える。手元は低く下げすぎない。アドレスでフェースは開かなくてもいいくらいです。

2 ダウンスイングは左軸で回転

そして、スイングは左軸で回転。ヘッドの入射角が鋭角になり、ヘッドの着地点を右にしやすくなるため、ボールの5~6センチ手前にヘッドを入れられます。鋭角な入射角でボールの手前の砂をたくさんとるので、ピンまで10ヤードでも30ヤード、普段の3倍くらいの距離を打つつもりで距離感を出しましょう。

左足荷重と左軸回転で入射角は自然と鋭角になる。ヘッドの着地点が右寄りになってボールの手前に入る。テークバックもダウンスイングもヘッドを鋭角に動かします。

3 インパクトとフォローはアゴの高さで変える

アゴが低いときはハンドファーストで打って、砂ごと目標に飛ばす。フォローの出し方はボールの高さによって変わる。ボールを高く上げなくてもいいときは、フォローは低くてOK。

重い砂タイプ|いつも倍の距離を打つつもりで思い切りスイング

バンカーは砂質で打ち方を変えるだけ!「軽い砂」「重い砂」の簡単脱出法
オープンスタンスに構えて“金魚すくい”のイメージで打つ

重い砂は大きく抵抗を受けるので、砂をたくさんとろうとすると飛ばなくなる。そのため、軽い砂のときよりも、少なめに取る必要があります。体を回転しやすいオープンスタンスにし、ボール位置はオープンスタンスに対して真ん中にセット。砂の抵抗に負けずに振り抜けるようにします。オープンスタンスはヘッドが上から入りやすくなりますが、ボールが真ん中よりも左足寄りにさえあれば、砂を多くとらないレベルブローの軌道は作れます。

そして、インパクトの仕方は、ボールと砂を金魚すくいのようにやさしくサラッと打つイメージで。こうすると、インパクトでヘッドの着地点がボールのすぐ近くになりますし、砂をたくさんとらなくなります。砂をとる量が少なくても、砂は重く、その抵抗を緩和するためフェースを大きく開いているので飛びません。普段の距離感の倍くらいの距離を打つつもりで、思いきり振ってください。

1 オープンスタンスで構える

砂の抵抗に負けないように回転力が上がるオープンスタンスで構える。ボール位置はオープンスタンスに対して体の中心にセット。フェースは大きく開いて強い抵抗がかかるのを防ぎます。

2 ダウンスイングはサラッと払い打つ

ダウンからインパクトはやさしくサラッと打ってボールを砂ごとすくい上げるイメージ。ヘッドをボールのすぐ近くに入れて砂をとりすぎないのがポイントです。テークバックもダウンスイングもヘッドをレベルに動かします。

3 インパクトとフォローは意識しすぎない

しっかり振りきることだけを意識する。意識しすぎてリキまないように注意。

フェースは開いてもボールは真っすぐ上に飛ぶだけ!

バンカーは砂質で打ち方を変えるだけ!「軽い砂」「重い砂」の簡単脱出法
フェースが向いている方向がわかる器具を取り付けて解説

フェースを開いても、向きは右ではなく真っすぐ目標を指す。大きく開いたとしても(右)棒の先は目標を向くので、右に飛ぶ心配はない。開くほど上を向いてボールが高く上がるだけ。目標に向かって思いきり振っても大丈夫なので、砂をしっかり飛ばして脱出しよう。

いかがでしたか? 軽い砂は「ボールは左、軸も左」の鋭角軌道で砂を多く、重い砂はオープンスタンスで“金魚すくい”のように砂を薄く。砂質に合わせて打ち方を変えれば、バンカーからの脱出が簡単になりますよ。

レッスン=永井研史
●ながい・あきふみ/1987年生まれ、神奈川県出身。多くのアマチュアを指導。ゴルフテクニックだけでなく人体や地理学、メンタルなどのノウハウを総合的に使ったレッスンに定評がある。

写真=相田克巳
協力=カレドニアン・ゴルフクラブ

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