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ネガティブな出来事が「ありがとう」に変わるまで:毎晩3つの“うれしい”を記す冨澤緑さんの暮らし

  • 2026.10.19

ネガティブな出来事が「ありがとう」に変わるまで:毎晩3つの“うれしい”を記す冨澤緑さんの暮らし

人生後半戦に差し掛かった今だからこそ気づける、“目の前の幸せ“。暮らしをすっきりさせたら、わたしなりの生活を営むヒントが見えてくるはず! 『自分サイズのすっきり大人暮らし』(主婦の友社)から、「IFUJI the box tailor」スタッフの冨澤緑さんを2回にわたって紹介しましょう。

PROFILE
冨澤 緑さん
「IFUJI the box tailor」スタッフ
インテリアショップ、アパレルショップ勤務を経て、暮らしまわりのアイテムを扱う「klala」をオープン。2020 年、同店を閉店し、現在は東京・台東区にある「IFUJI the box tailor」のスタッフとして活躍中。
@midorinocoto

疲れや悩みではなく、心地よさを明日に持ち越していきたい

がらんとしたワンルーム。そこに白いカーテンをとりつけることから冨澤緑さんの新生活は始まりました。仕事も変わり、環境を変えての再出発。心機一転、「これからがんばろう」という気持ちとは裏腹に、それをはばむかのような新型コロナによる外出規制。同じ頃、お父様が入院を余儀なくされるなど心配事も重なり、ときどき、えも言われぬ不安が襲ってくることがあったそう。

「もともと気分にムラはないほうなのですが、その頃は、これからどうなってしまうんだろうと落ち込むことがあって。そんなとき、ある人から、“毎晩、うれしかったことを3つ書き出してみるといい”と、アドバイスをもらったんです」

トライし始めた当初は、ごはんがおいしかったとか、電車が空いていたとか、身の上に起こった、ごく単純なうれしい出来事を書き出していたそうですが、毎晩の振り返りが習慣となった今、内容にちょっとした変化が。

たとえば、先日のこと── 。

「勤めている店先のゴミ捨て場をカラスが荒らしてしまって。普段は掃き掃除だけなんですが、それだけではきれいにならないから水を撒いたんです。そしたらとってもすっきりして。だからカラス、ありがとうって(笑)」

ネガティブなことが起きても、それによって気づきを得られたり、学ぶことがあったり。その日一日を振り返って、どちらにフォーカスするかは自分次第。

「心躍ることはもちろん、そのときは、う〜んと思ってしまうことでも、よくよく考えると感謝につながる。そんな気づきがうれしくて、いつの頃からか“うれしい=ありがとう”が増えていきました」

実は、この家に引っ越してくる少し前に、一番上のお兄様を突然の病で亡くしている冨澤さん。

「兄とは8歳違いだったんですが、そのとき自分の8年後を考え、漠然とこのままではダメだと感じていました。でも今は、たとえ明日が来なくてもいいと思えるくらい毎日が満たされているんです」

引っ越してきた頃と比べて、日常が劇的に変わったわけではありません。変化したのは、一日一日に対する心がけ。

「うれしいことを書き出すほかにも、意識的に毎日を“気分よく過ごす”ようにしたら、ストレスをため込んだり、まだ起きてもいないことに対して、あれこれ考えることがなくなりました。将来の心配がないわけではありませんが、でも、どれだけ考えても先のことはわからない。だったら、とにかく今を楽しく、心地よくいたいなと思うんです」

そのために、心身ともに健やかでいることが、何より大事。

「特に兄のことがあって以来、健康管理には気をつけています。友人との外食や外出も大好きなので、日々の食事はなるべく体にやさしいものを食べたり、休息日を設けて、ちゃんと休んだり。疲れを持ち越さないこと。これにつきます!」

撮影/清永洋

※この記事は『自分サイズのすっきり大人暮らし』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

※2024年8月15日に配信した記事を再編集しています。

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