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「うちの子、先生の話何も聞いてなぁい」授業参観中に笑う母親。だが、振り返った息子の一言に黙り込んだ瞬間

  • 2026.10.20
「うちの子、先生の話何も聞いてなぁい」授業参観中に笑う母親。だが、振り返った息子の一言に黙り込んだ瞬間

授業参観中、隣から聞こえてきた笑い声

子どもの小学校で授業参観があった日のことです。

私は教室の後ろで、ほかの保護者と並んで授業を見ていました。

学校からは事前に「参観中の私語は控えてください」というお知らせが配られていました。

子どもたちは少し緊張した様子で先生のほうを向き、保護者も静かに見守っています。

ところが、授業が始まってしばらくすると、すぐ隣から話し声が聞こえてきました。

見ると、一人の母親がママ友と顔を寄せ合い、楽しそうに話していたのです。

その母親は、教室の中ほどに座る男の子の背中をあごで示し、くすくす笑いました。

「うちの子、先生の話何も聞いてなぁい」

「ちょっと、聞こえるって」

「平気平気。見てるだけなんだから」

ママ友に言われても、母親は気にする様子がありません。

けれど、男の子は黒板のほうを向き、ノートに何かを書き込んでいました。

私には、特に授業を聞いていないようには見えませんでした。

その後も母親のおしゃべりは続きました。

笑い声もだんだん大きくなり、すぐ隣にいる私には、先生の説明が聞き取りにくくなってきました。

周囲の保護者も何度か母親のほうを見ています。それでも、話が止まる気配はありません。

ちょうどそのとき、私の子どもが手を挙げ、先生に当てられて答え始めました。

ところが、隣の笑い声が重なり、肝心の答えがよく聞こえません。

せっかくの授業参観なのに…。

残念な気持ちになった私は、思い切って隣の母親に声をかけました。

「すみません、少しだけ声を…」

「え?ちょっとくらい、いいじゃない。誰にも迷惑かけてないでしょ」

母親は私をちらりと見ると、またママ友のほうへ向き直りました。

それどころか、さっきより大きな声で笑い始めたのです。

私はそれ以上、何も言えませんでした。

振り返った男の子が口にした一言

そのときです。

教室の中ほどに座っていた、あの男の子がくるりと後ろを振り返りました。

まっすぐ自分の母親を見ています。

その視線に気づいたのか、母親の笑い声が一瞬止まりました。

そして男の子は、はっきりした声で言ったのです。

「ママも先生の話きいてないじゃん」

思いがけない一言に、周囲が静かになりました。

先生も黒板に向けていた手を止め、後ろの保護者たちも母親のほうを見ています。

「あ、いや…」

母親は何か言おうとしましたが、言葉が続きません。顔を赤くして、気まずそうに前を向きました。

隣のママ友も、もう何も言いません。

男の子が黒板のほうへ向き直ると、先生が穏やかに声をかけました。

「では、続けましょうか」

授業が再開してから、母親がおしゃべりをすることはありませんでした。

先生の声がはっきり聞こえ、子どもたちがノートに鉛筆を走らせる音まで届きます。

私はようやく落ち着いて、わが子の様子を見ることができました。

大人が注意しても聞き入れてもらえなかったのに、息子の何気ない一言で静かになった教室。

黒板に向かう男の子の背中が、私には少し誇らしげに見えました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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