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【漫画】「隣は娘の席よ。座布団どけて」古希の祝いで、段取りした私を下座の端へ追いやる義妹。お祝いを渡す番でうつむいた

  • 2026.10.19
【漫画】「隣は娘の席よ。座布団どけて」古希の祝いで、段取りした私を下座の端へ追いやる義妹。お祝いを渡す番でうつむいた

古希の祝いの席に、遅れて来た義妹が

義妹は、義母の隣の私の座布団を自分のと入れ替えました

義母の隣に敷いた座布団が、私の席でした。

10月の日曜の昼、駅前の料亭の座敷です。今日は義母の古希の祝いで、夫は仕事のため、あとから来ます。

義妹からは、遅れるので自分は端の席でいいと連絡があり、入口に近い下座の端に義妹の座布団を敷いていました。

駅から歩いて着いた義妹は、義母の隣を見るなり言いました。

「隣は娘の席よ。座布団どけて。」

義妹は端の座布団を持ってきて私の座布団と入れ替え、義母の隣に座りました。

私は自分の手さげを持って、下座の端へ移りました。

義妹は、席も料理も全部自分が段取りしたと言いました

義妹は義母の腕に手を絡めると、私にも聞こえる声で言いました。

「お義姉さんは、何も用意しない人。」

「席も料理も全部私が段取りしたの。」

しかし、店に予約の電話をかけたのも、献立を店の人と3回練り直したのも私です。義母への日にちの連絡だけは、一緒に住む義妹に頼んでいました。

義妹は、自分のお祝いは今日ここで一番に渡すと言いました

義妹はあごを上げて、義母に笑いかけました。

「私のは、今日ここで一番に渡すわ。」

「あんたは、気がきくねえ。」

義母はうれしそうに、義妹のほうへ体を寄せました。義妹は昔から、その場で大きなことを言い、あとで兄である私の夫に泣きつく人です。

義母と暮らしているのは、義妹のほう

義母と暮らす義妹には逆らえず、私は下座で黙っていました

義妹が、下座の私のほうを見ました。

「お義姉さんは、端っこがお似合い。」

義母と暮らしているのは、義妹です。ここで言い返せば、今夜から義母が聞かされるのは、義妹の話す私の姿だけになってしまいます。

二人の笑い声が、座敷に高く響きました。私は背を丸め、まだ料理の並んでいない座卓の天板に目を落としていました。

一番に渡すと言った義妹の前には、何も出てきません

料理は午後1時からと、店に頼んでありました。料理が運ばれてくる前にお祝いを渡そうと思い、私は顔を上げました。

「お祝いを、順にお渡ししませんか。」

義母は、一番に渡すと言った義妹のほうへ顔を向けました。しかし、義妹は義母の腕に手を絡めたまま、動こうとしません。

手元の荷物にちらりと目を向けたものの、贈り物を取り出す様子はなく、義妹の前の座卓には何も出てきませんでした。

義妹は義母から離れて座り直し、うつむきました

そこで私は、端へ持って移った手さげから、紫の風呂敷包みを両手で取り出しました。

座卓の端を回って義母の正面に膝をつき、包みを義母の前に置きます。

夫から先に渡しておいてと頼まれていた、二人で選んだお祝いです。古希のお祝いにふさわしい紫の風呂敷で包んだことも伝えました。

義母が、もう一度義妹を見ました。義妹は肩をすぼめ、小さな声で言いました。

「私のは、あとで家に届けさせる……」

先ほど自分から一番に渡すと言っていた義妹に、私は静かに声をかけました。

「今日ここで一番に渡す約束です。」

さらに私は、今回の会食に向けて、料理の内容を店の人と何度も相談して決めたことを義母に伝えました。

すると義母は、先ほど席も料理も全部自分が段取りしたと言っていた義妹に、お店もあんたが取ったのかい、と尋ねました。

義妹は答えられず、小さく首を振りました。義母は、絡まれていた腕をそっと抜きました。

義妹は義母から体を離して座り直し、両手を自分の膝の上に置いて、首を前に落としてうつむきました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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