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【漫画】「新品なら、お詫びに3千円上乗せね」掃除機の返品で私を怒鳴る常連客。勝ち誇った直後、顔色が変わった

  • 2026.10.18
【漫画】「新品なら、お詫びに3千円上乗せね」掃除機の返品で私を怒鳴る常連客。勝ち誇った直後、顔色が変わった

返品に来た常連客

昨日掃除機を買った常連客が、箱を抱えて返品に来ました

私は、町の小さな家電店で、掃除機などの生活家電の売り場を担当しています。働き始めて、まだ半年です。

昨日の夕方、常連の女性客に、コードレスのスティック掃除機を売りました。紙パック式の掃除機から買い替えるのは、初めてだそうです。商品は倉庫から出した未開封品でした。

今日、その女性が箱を抱えてきて、カウンターにどんと置きました。

「他の店で、見つけたのよ。」

「3千円安かったの、全額返して!」

常連の女性客は、一度もスイッチを入れていないと言いました

うちの店では、使っていない品なら返品を受け付けています。女性は、箱から出しただけだと言いました。

「一度もスイッチを入れてないの。」

返品の前には、品物の状態を確かめるのが決まりです。

「中を拝見してもよろしいですか?」

状態を確かめたいと言うと、女性客は声を荒らげました

女性は、カウンターを手のひらでたたきました。

「私を疑うの?」

「ほこりひとつ吸ってない新品よ!」

大きな声に、近くのお客さんが振り返りました。店長は休憩に出ていて、売り場には私ひとりです。店長からは、その女性はお得意さまだから失礼のないようにと言われていました。実際に使用したかどうか確認できていない私には、反論できませんでした。

声を荒らげる常連客

女性客は、新品ならお詫びに3千円を上乗せさせると言いました

店長を待ってほしいと言いかけた私を、女性はさえぎりました。

「そんなに疑うなら、見せてあげる!」

「新品なら、お詫びに3千円上乗せね。」

女性は、箱のふたを乱暴に開けました。

女性客が掲げた掃除機のケースは、ほこりで満杯になっていました

女性は自分で掃除機を引き抜き、私の目の前で、片手で顔の横に掲げました。

「ほら、傷ひとつないでしょ!」

持ち手のすぐ下の透明なごみのケースに、灰色の綿ぼこりが、ふたのすぐ下まで詰まっていました。

「ほこりを、ぎっしり吸っていますね。」

本体の表面はきれいなのに、ごみケースの中はそのまま。紙パック式の掃除機しか使ったことのない女性は、ごみケースの中まで確認しなかったのでしょう。

自分の言葉を返され、女性客の顔色が変わりました

女性は、あわてて掃除機をカウンターの陰へ下ろしました。

「ちょ、ちょっと試しただけよ。」

「試しただけで、満杯になりますか?」

一度もスイッチを入れてない、ほこりひとつ吸ってない、と言い切ったのは女性自身です。お詫びの3千円を言い出したのも、女性でした。大きな声で振り向かせたお客さんの目が、いま女性に向いています。その顔色が、みるみる変わりました。

使ったお品は、返品をお受けできません。どうぞお持ち帰りください。私はそう告げて、空の箱を女性の方へ押し戻しました。女性は口を引き結んで目をそらし、掃除機を箱に押し込むと、足早に店を出ていきました。返金も、3千円の上乗せも、手にできないままでした。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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