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【漫画】「マスターを呼べ。俺の後輩だ」同窓会で、昔振った私を見下す初恋の彼。自分で呼んだマスターに顔が引きつった

  • 2026.10.19
【漫画】「マスターを呼べ。俺の後輩だ」同窓会で、昔振った私を見下す初恋の彼。自分で呼んだマスターに顔が引きつった

20年ぶりの同窓会の二次会で

遅れて来た彼は、小4のチョコの話で私を笑いました

遅れて来た彼は、私の向かいの椅子に座るなり、テーブルに片ひじをついて身を乗り出しました。

3月の夜、小学校を卒業してから20年ぶりの同窓会。

幹事を務める友人が貸し切りにした小さな喫茶店の二次会も終わりかけで、テーブルに残っていたのは友人と私だけでした。

同級生とは中学から別々で、その後も会っていたのは幹事の友人くらいでした。

遅れて来た彼は、小学生の頃の私の初恋の相手です。

「こいつ小4の時、泣きながらチョコ渡してさ。」

「受け取らずに、返してやった。」

彼はひとりで笑いました。

友人の口元がこわばります。

本当は、泣いたのは帰り道でした。

彼は私に、今なら付き合ってやってもいいと言いました

彼に今の仕事を聞かれ、小さなお店で働いている、と答えました。

彼は私の顔をじろじろ見て、口の端を上げます。

「きれいになったな。」

「今なら、付き合ってやってもいい。」

幹事の友人が半年かけて連絡先を集めた、20年ぶりの会です。

終わりぎわに私がむきになれば、会の後味が悪くなります。私はカップの横で両手を重ね、黙っているしかありませんでした。

彼は、ここは高校の後輩の店だと胸を張りました

彼はカウンターのほうへ手のひらを向けて、胸を張りました。

「ここ、俺の高校の後輩の店でさ。」

「俺の顔で、貸し切りにさせた。」

貸し切りの話をまとめたのは、幹事の友人です。

目を丸くした友人が私を見ましたが、私は小さく首を振りました。

毎週ここで飲む仲、と彼は言った

彼は、マスターを呼べとカウンターへ手を上げました

店員にも聞こえる声で、彼は続けます。

「毎週ここで、コーヒー飲む仲。」

「マスターを呼べ。俺の後輩だ。」

彼は振り向いてカウンターへ片手を上げ、いないなら、よろしく言っといて、と付け足しました。

カウンターの中には、店員の若い女性がいるだけ。困った顔で、こちらを見ています。

私はカウンターの中へ入り、黒い前掛けを着けました

このままでは、店員が彼の見栄の後始末をさせられます。

私は席を立ってカウンターの内側へ入り、黒い前掛けの首ひもを、頭からくぐらせました。

「お呼びでしょうか。」

「この店のマスターです。」

3年前、この店を開いたのは私です。

開店した日からマスターを務め、今も普段から店頭に立っています。

常連さんからも、マスターと呼ばれています。

今夜は20年ぶりのみんなと同じ客として過ごしたくて、店のことは私から幹事の友人に口止めしていました。

彼は乗り出していた体を引き、顔を引きつらせました

彼は目を見開いたまま、カウンターの私を見ました。

「前のマスターの話だって!」

「今夜が初めてのご来店です。」

毎週ここで飲む仲だという彼を、私はこの3年間、一度も店で見たことがありません。

普段から店頭に立っている私にとっても、彼の来店は今夜が初めてでした。

今夜の貸し切りも、幹事の友人からの頼みでお受けしました、と私は続けました。

付き合ってやってもいい、のお返事は、お客様としてなら喜んで、と伝えました。

彼は乗り出していた体を引いて、口の端を引きつらせました。マスターを呼べと上げた片手は、テーブルの下に下りたまま、もう上がりませんでした。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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