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【漫画】「先月、お宅の玄関に返したわよ」2か月前に貸したスーツケースを、なくしたのは私だと言う義姉の末路

  • 2026.10.19
【漫画】「先月、お宅の玄関に返したわよ」2か月前に貸したスーツケースを、なくしたのは私だと言う義姉。その作り話の末路

お盆の義実家で、義姉に頼んだこと

義姉は、借りたスーツケースを玄関に返したと言いました

義実家の客間で、義姉は腰に手を当て、あごを上げました。

8月のお盆の昼です。

6月、義姉は『自分のは壊れたから』と、私の紺の布製スーツケースを旅行に持って行きました。

返却をお願いするメッセージを送っても既読のまま、2か月がたちました。

来週の出張に要るので、義母の前で切り出したのです。

「先月、お宅の玄関に返したわよ。」

「なくしたのは、そっちの方よ。」

玄関の前に置いた、と言うのです。

そんな物は見ていません。

夫は親戚を駅へ迎えに出ていて、客間にはいません。

壁際のスーツケースは新品だと、義姉は早口で言いました

ふと見ると、奥の壁際に紺のスーツケースが一つ、背中を壁に向けて立っています。

お盆の3日間、義姉はこの家に泊まるのです。

私の目に気づいた義姉が、早口になりました。

「あれは先月買って、今日おろした新品。」

「人の荷物を、じっと見ないで。」

聞いてもいないのに、声が強くなります。

義姉にケチな嫁と言われ、義母も義姉の味方をしました

座卓の向こうで、義母が小さくため息をつきました。たかがスーツケース一つで、と義姉は腕を組みます。

「ケチな嫁で、お母さんも大変ね。」

「あの子が返したって言うんだから。」

義母は、娘の言うことなら何でも信じる人です。お盆の集まりで言い合えば、貸し借りにうるさい嫁だと親戚じゅうに広まります。

義姉の荷物に手をかけるなど、なおさらできません。私は両手を握って、うつむいたままでした。

このままでは、物をなくした嫁にされる

私は壁際のスーツケースの、上の取っ手に手をかけました

でも、黙っていれば、私は物をなくして人のせいにする嫁のままです。私は壁際へ行き、スーツケースの上の取っ手に手をかけました。

「向きを変えさせてください。」

義姉が「待って」と言うより先に、私はその場で、くるりと回しました。中は空なのか、軽い手ごたえです。

回した背中には、義母が刺したひまわりのワッペンがありました

背中側の面のまん中に、手のひら2枚分ほどの、大きな黄色いひまわりの刺しゅうのワッペン。

結婚した年、空港で見つけやすいようにと、義母が刺して贈ってくれた、後にも先にも一枚きりのひまわりです。

義姉は、ひまわりを義母の目から隠すために、壁に向けて置いていたのです。

「ひまわりなんて、よくある柄!」

「お義母さんが、刺してくれました。」

そう答えると、義姉は顔色を変え、その場にしゃがみ込みました。今日おろした新品に、ひまわりがあるはずもありません。

義姉は取っ手を持ち、スーツケースを私に差し出しました

振り返った義母が、自分の刺したひまわりから義姉へ目を移し、「あんた、返してなかったの」とつぶやきました。

義姉は小さくうなずき、6月から返さずに使っていたことを打ち明けました。

玄関に置いた話も作り話で、着替えは着いてすぐ、押し入れへ移してあったそうです。

先ほどまで威張っていた義姉は、スーツケースを座卓の前まで引いてくると、頭を下げて私に差し出しました。

「……お返しします。」

義姉が嫁の私に敬語を使うのは、この日が最初でした。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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