1. トップ
  2. エピソード
  3. 「おい、こっち見てただろ」スーパーのレジで突然絡んできた父親。だが、駆けつけた店長が明かした複数の苦情

「おい、こっち見てただろ」スーパーのレジで突然絡んできた父親。だが、駆けつけた店長が明かした複数の苦情

  • 2026.10.19
「おい、こっち見てただろ」スーパーのレジで突然絡んできた父親。だが、駆けつけた店長が明かした複数の苦情

走り回る子どもたちと、突然の怒鳴り声

夕方、仕事帰りにスーパーへ寄ったときのことです。

総菜をかごに入れてレジへ向かっていると、通路の奥から子どもたちの走る音が聞こえてきました。

見ると、6歳くらいの子どもたちが追いかけっこをしています。

かごを持った年配の女性が、ぶつかりそうになって慌てて足を止めていました。

少し先には父親らしい男性がいましたが、子どもたちには目も向けず、棚の商品を眺めています。

そばにいた母親が小声で男性を呼んでも、男性は棚から目を離しません。

危ないなと思いながらも、私はそのままレジへ向かいました。

やがて自分の番になり、店員さんが商品を通し始めたころ、先ほどの家族が隣のレジに並びました。

子どもたちは相変わらず落ち着かず、かごの周りを動き回っています。

私が思わずそちらを見ると、父親と目が合いました。

「……何だよ」

男性が不機嫌そうにつぶやきました。

私は何も言っていません。面倒なことになりたくなくて、すぐに視線を戻しました。

ところが、男性はそれが気に入らなかったようです。

「おい、こっち見てただろ」

「えっ…?」

突然のことに戸惑っていると、男性はこちらへ身を乗り出してきました。

母親が慌てて袖を引きましたが、男性はその手を振りほどきます。

「何見てんだ、表に出ろ」

あまりの大声に、周囲の客が一斉に振り向きました。

私は言い返さず、黙って財布を取り出しました。

子どもたちが危ないと思って見ただけなのに、どうしてこんなことを言われなければならないのでしょうか。

驚いた店員さんも手を止め、レジの周りには気まずい空気が流れていました。

駆けつけた店長が告げた事実

そこへ、売り場の奥から店長が足早にやってきました。

隣のレジにいる男性の前まで来ると、落ち着いた声で話しかけます。

「お客様、少しよろしいでしょうか」

「何だよ。俺は何もしてないだろ」

男性はまだ不機嫌そうでした。

すると店長は、少し表情を引き締めて言いました。

「実は、お子さまが店内を走っていて危ないと、ほかのお客様から何件もお声をいただいているんです」

その言葉に、男性は一瞬黙りました。

店長はさらに続けます。

「ほかのお客様にぶつかると危険ですので、お子さまと一緒に歩いていただけますか。それから、大きな声を出すのもお控えください」

男性は何か言い返そうとしたようでしたが、結局、何も言いませんでした。

すると、後ろの列から年配の女性の小さな声が聞こえてきました。

「そうよね。さっきから危ないと思ってたのよ…」

男性は顔を赤くしてうつむきました。

母親も慌てて子どもたちをそばに引き寄せます。

先ほどまで怒鳴っていた男性は、それ以上騒ぐことなく、黙って会計を済ませました。

そして家族と一緒に、足早に出口へ向かっていきました。

店長は私の方へ向き直ると、頭を下げました。

「申し訳ございません。嫌な思いをさせてしまいましたね」

「いえ……ありがとうございます」

私はようやく、少しほっとしました。

止まっていた私のレジも会計を再開し、周囲もいつもの落ち着きを取り戻していきました。

子どもたちが危ないと思って目を向けただけで、まさか怒鳴られるとは思いませんでした。

ただ、店長の話を聞いて、気になっていたのは私だけではなかったのだと分かりました。

あのとき、感情的になって言い返さなくてよかったと思います。

何より、店長が冷静に対応してくれたことが、ありがたかったです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ