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元カノの花嫁姿をSNSで見つけた俺が、自分の言葉を後悔するまで

  • 2026.10.19
ハウコレ

おすすめ欄をスクロールしていると、共通の友人が反応した投稿が流れてきました。白いドレスで笑っていたのは、半年以上前に別れた彼女でした。きれいにまとめられた髪の隣には、俺の知らない男性が立っていました。

肉じゃがを前に身構えた理由

付き合っていた3年間、彼女は週末になると仕事帰りに俺の部屋へ来て、ごはんを作ってくれました。あの日の肉じゃがも、嫌いな味ではありませんでした。「そろそろ、結婚のことちゃんと考えたいな」

そう言われて、身構えました。同期の結婚が続き、友人たちが妻の話をするたびに、隣に立つ相手を比べるような目で見るようになっていたのです。箸を置いて、笑いながら返しました。

「その歳で結婚できないの、自分のせいだって分かってる?笑」笑いを混ぜれば、本気の話にならずに済むと思っていました。

その場で探した理由

「髪はいつもぼさぼさだし、料理も微妙だし」彼女の髪とコンロの鍋を見比べながら、言葉を続けました。「そんな相手、周りに自慢できないでしょ」並べた理由は、どれもその場で探したものです。昇進の話から外れたばかりで、友人の前で話せることが何もないのは俺のほうでした。

「これでも、できるだけ頑張ってるんだけど」肩をすくめて、目をそらしました。彼女は食器を洗い終えると、合鍵をテーブルに置きました。「じゃあ、終わりにしよう」引き止めれば、さっきの言葉を取り消すことになる。それが嫌で、玄関のドアが閉まる音を座ったまま聞いていました。

写真の耳元にあった小さなピアス

写真を拡大すると、彼女の耳元に小さなパールのピアスが見えました。付き合っていた頃、会うたびに見ていたものです。きれいになったと思ったのに、写真の中に知らないものはほとんどありませんでした。変わったのは彼女ではなく、見ようとしなかった俺のほうだったのだと思います。

お祝いの言葉を打っては消し、謝る言葉も途中で消しました。最後に残った言葉を、そのまま送りました。

「お前が幸せならいいや」

そして...

送ってから、上からものを言うような文面だと気づきました。何とか彼女の記憶に俺が残ればいいという気持ちがあったことは否定できません。

既読はすぐにつきました。それから何度画面を開いても、返信は届いていませんでした。

帰りに買った総菜の肉じゃがを、容器のまま温めました。彼女の作った味と比べようとしても、うまく思い出せないまま箸を進めました。

(30代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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