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「うちの子に何してるんですか!」公園で転んだ子を抱き起こした私。だが、怒鳴ってきた母親を黙らせた息子の一言

  • 2026.10.18

公園で走り回る子どもたちと、ベンチの母親たち

晴れた日の昼、公園を散歩していたときのことです。

広場では、小さな子どもたちが元気いっぱいに走り回っていました。

私が歩いていると、子どもたちが突然目の前に飛び出してくることが何度もありました。

「わっ、危ない!」

ぶつかりそうになって慌てて足を止めます。子どもたちは気にする様子もなく、また走っていきました。

親御さんはどこにいるのだろう。そう思って周囲を見回すと、少し離れたベンチに母親たちが並んで座っていました。

「ねえ、それでさ、聞いてよ」

楽しそうにおしゃべりをしています。私が見たときには、子どもたちのほうへ目を向けている人はいませんでした。

子どもが元気に遊ぶのはいいことです。でも、まだ小さいのだから、もう少し見ていてほしいな……。

そう思いながらベンチのほうを見た、そのときです。

目の前を走っていた3歳くらいの男の子が、足をもつれさせて勢いよく転んでしまいました。

一瞬驚いたように動きを止めた男の子は、すぐに大きな声で泣き始めました。

私は慌ててしゃがみ込み、男の子を抱き起こしました。

「大丈夫?痛かったね」

男の子は涙を流しながら、うんうんとうなずいていました。

助けたはずなのに、母親から向けられた怒り

すると、泣き声に気づいた母親がベンチから駆け寄ってきました。

母親は男の子を自分のほうへ引き寄せると、私をにらみつけました。

「ちょっと!うちの子に何してるんですか!」

突然の強い口調に、私はびっくりしました。

「えっ?あの、転んじゃったので、起こしただけなんですけど……」

ところが、母親は納得していない様子です。

「さっきからこっちをじろじろ見てましたよね?子どもなんだから、走り回るのは当たり前じゃないですか!」

どうやら、私がベンチを見ていたことも気になっていたようです。

「いえ、そういうつもりじゃ……」

説明しようとしても、母親の勢いに押されて言葉が続きません。

困っていると、男の子が母親の服のすそを引っぱりました。

「ママ、ちがうよ」

「え?」

男の子は涙をぬぐいながら、私のほうを指さしました。

「ぼく、転んじゃったの。このお姉さんが起こしてくれたんだよ」

母親は驚いた顔で男の子を見ました。

すると男の子は、さらに続けたのです。

「ママ、ずっとお話ししてたでしょ」

その言葉に、母親は何か言いかけて口を閉じました。

ベンチにいた母親たちもこちらを見ています。近くを通りがかった人も、声のしたほうへ目を向けていました。

少しの沈黙のあと、母親が小さな声で言いました。

「……すみませんでした」

私は「いえ、大丈夫です」と答えました。

すると男の子が、母親の陰から顔を出して手を振ってくれました。

「お姉さん、ありがとう!」

「うん。気をつけてね」

私も笑顔で手を振り返しました。

ふとベンチを見ると、先ほどまで話していた母親たちが立ち上がり、それぞれ子どもたちのそばへ歩いていくところでした。

子どもを助けようとしただけなのに、思いがけず怒られてしまった私。それでも、男の子が自分の言葉で説明してくれたことが、何よりもうれしかったです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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