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「何してても一緒でしょ」授業参観中もゲームをやめなかった保護者。先生に感想を求められ、言葉が出なかった瞬間

  • 2026.10.18
「何してても一緒でしょ」授業参観中もゲームをやめなかった保護者。先生に感想を求められ、言葉が出なかった瞬間

教室の後ろで鳴っていたゲームの音

子どもの授業参観に出かけたときのことです。

その日は、子どもたちが一人ずつ発表する授業でした。教室の後ろには保護者たちが並び、わが子の出番を見守っていました。

私の隣には、同じ年ごろの女性の保護者が立っていました。

ふと横を見ると、その人は携帯電話を横向きに持ち、ゲームをしていたのです。

子どもたちが発表を終えるたびに拍手が起こります。しかし、隣の女性は画面から目を上げません。指だけが忙しそうに動いていました。

しばらくすると、ピッという小さな電子音が聞こえてきました。

静かな教室だったので、思った以上に音が響きます。少し離れた保護者も、こちらをちらりと見ました。

私が思わず隣を見ると、女性と目が合いました。

「……何か?」

「すみません、ゲームの音がちょっと……」

すると女性は、少し面倒そうな顔をしました。

「別に、後ろで立ってるだけなんだから」

「でも、子どもたちが発表してますし……」

「何してても一緒でしょ。誰も気にしてないって」

そう言って、また画面に目を戻してしまいました。

それ以上は言い返せず、私も前を向きました。

せっかく子どもたちが一生懸命に発表しているのに。そう思うと、なんとも残念な気持ちになりました。

感想を求められた保護者が、言葉に詰まった理由

授業の終わりが近づいたころ、先生が保護者たちに声をかけました。

「最後に、おうちの方からも一言ずつ、感想をいただけますか?」

端に立っていた保護者から、順番に感想を伝えていきます。

「みんな、声が大きくて聞きやすかったです」

「ありがとうございます。たくさん練習したんですよ」

「絵を見せながら話してくれたのも、分かりやすかったです」

先生がうなずくと、子どもたちは照れくさそうに笑っていました。

そして、いよいよ隣の女性の番になりました。

「では、お願いします」

先生に声をかけられた女性は、携帯電話を握ったまま顔を上げました。

「あ……えっと……」

何か言おうとしているのですが、なかなか言葉が出てきません。

「その……」

先ほどまで忙しく動いていた指も、すっかり止まっていました。

発表をほとんど見ていなかったので、何を話せばいいのか分からなかったのかもしれません。

沈黙が続き、周囲の保護者も女性のほうを見ています。

女性は耳まで赤くなり、うつむいてしまいました。

先生は穏やかな口調のまま、私に声をかけました。

「では、お隣の方、お願いします」

私は、わが子が少し声を震わせながらも、最後まで発表できたことを伝えました。

「最初は緊張していたみたいですけど、最後まで頑張っていて、うれしかったです」

先生が笑顔でうなずくと、前の席にいたわが子がうれしそうに振り返りました。

授業が終わると、隣の女性は何も言わず、携帯電話をかばんにしまっていました。

「何してても一緒でしょ」

あの言葉を思い出しましたが、やはり同じではなかったのだと思います。

わが子が頑張る姿を見届けられたことが、私には何よりうれしい一日になりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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