1. トップ
  2. エピソード
  3. 「彼女なんだから、そんなに急かすなよ」と返済を拒む彼。旅行の集金で私を急かしてきたので、私から提案をした結果

「彼女なんだから、そんなに急かすなよ」と返済を拒む彼。旅行の集金で私を急かしてきたので、私から提案をした結果

  • 2026.10.18

給料日を過ぎても返ってこない3万円

以前付き合っていた彼から、お金を貸してほしいと頼まれたことがあります。

ある日、彼は生活費が足りなくなったと打ち明け、申し訳なさそうに私の顔を見ました。

「ごめん、給料日になったら絶対返すから。3万円だけ貸してくれない?」

困っている彼を放っておけず、私は3万円を渡しました。

彼は何度もお礼を言い、私も約束どおり返してくれると信じていました。

ところが、給料日を過ぎても返済の話は出ません。

気になって連絡してみると、彼から返ってきたのは短い返事でした。

「ごめん、今月もちょっと厳しくてさ。もう少し待ってくれない?」

事情があるなら仕方ない。そう思って、私は待つことにしました。

けれど、その間も彼は友人と遊びに出かけたり、外食をしたりしていました。

楽しそうに出かけた日の話を聞くたびに、私は複雑な気持ちになりました。

遊びに行くお金はあるのに、私への返済は後回しなのだろうか。

ある夜、カフェで彼と向かい合っていたとき、思い切ってもう一度聞いてみました。

「ねえ、この前の3万円なんだけど…。そろそろ返してもらえないかな?」

すると彼は、大きくため息をついてカップを置きました。

「またその話?彼女なんだから、そんなに急かすなよ」

「でも、給料日に返すって言ってたよね?」

「だから、今は厳しいんだって」

面倒くさそうな彼の様子を見て、私はそれ以上言えなくなってしまいました。

恋人だからこそ約束を守ってほしかったのに、まるで私が悪いことを言っているような気持ちになったのです。

旅行代金を集める彼に伝えた一言

それからしばらくして、彼と共通の友人たちで旅行に行くことになりました。

幹事を引き受けたのは彼です。

出発当日の昼、駅の待ち合わせ広場には、旅行かばんを持った友人たちが集まっていました。

彼は封筒を片手に、友人たちから順番に旅行代金を集めていました。

そして私の番になると、こちらに手を差し出してきたのです。

「ほら、早くしてよ。みんな待ってるんだから」

その言葉を聞いて、私は思わず彼の顔を見ました。

自分がお金を返すときには「急かすな」と言っていたのに、私には急ぐように言うのです。

そこで私は、できるだけ落ち着いた声で伝えました。

「ねえ、私の分は、前に貸した3万円から引いてくれる?残りを返してくれればいいから」

「……え?」

彼の手が、封筒を持ったまま止まりました。

近くにいた友人も、私たちの会話に気づいたようです。

「え、彼にお金貸してたの?」

「うん。まだ返してもらってなくて」

すると、別の友人が驚いた顔で彼に尋ねました。

「えっ、まだ返してなかったの?」

彼は何か言いかけましたが、結局黙ってしまいました。耳まで赤くなっているのが分かります。

少しして、彼は友人たちの視線を気にするように周囲を見回すと、黙って財布を取り出しました。

そして、私の旅行代金を自分の財布から集金用の封筒に入れ、貸した3万円からその代金を差し引いた残額を渡してきたのです。

「……これでいい?」

「うん。ありがとう」

私は受け取ったお金を確認し、財布にしまいました。

今こうして返してもらえるなら、もっと早く話をしてほしかった。そんな気持ちもありましたが、ようやくお金が戻ってきたことにほっとしました。

そばにいた友人が、私の肩を軽くたたいて笑いました。

「やるじゃん」

私も思わず笑ってしまいました。

旅行中、彼はどこか気まずそうで、みんなの少し後ろを歩いていました。

本当は、友人たちの前でお金の話なんてしたくありませんでした。

けれど、何度お願いしても返してもらえなかった3万円が、ようやく精算できたのです。

恋人同士だからといって、お金の約束まで曖昧にしていいわけではない。そう感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ