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「独身時代の借金なんだから、お前には関係ないだろ」約100万円の借金を隠していた夫。だが、義父が返済表を前に突きつけた正論

  • 2026.10.18

結婚後に見つけた100万円の借金

結婚してしばらくたったころのことです。家で書類を整理していた私は、夫あての返済明細を見つけました。

そこに記されていた借金の残額は、およそ100万円。独身時代の買い物や趣味でできた借金でした。

結婚する前に、借金があるなんて一度も聞いていません。私は驚きと不安で、しばらく明細から目を離せませんでした。

その夜、居間のソファに座っていた夫に、明細を見せました。

「ねえ、これ何?100万円って…」

夫は紙をちらっと見ただけで、テレビに視線を戻しました。

「何だよ。勝手に見たのか?」

「書類を整理してたら出てきたの。ねえ、こんな借金があるなんて聞いてないよ。どうして黙ってたの?」

夫は面倒くさそうにため息をつきました。

「独身時代の借金なんだから、お前には関係ないだろ」

その言葉に、私は耳を疑いました。

「関係ないって……。今も返済してるんでしょ?一緒に生活していくのに、何も知らなくていいわけないじゃない」

しかし夫は、こちらを見ようともしません。

このまま返済が続くことも不安でした。私は悩んだ末、自分の貯金を使って借金をまとめて返しました。

もちろん、そのまま夫の借金を引き受けるつもりはありません。

毎月のお小遣いから少しずつ返してもらおうと、返済額を整理した表を作りました。

「これ、見てほしいんだけど。私が返した分、少しずつでいいから返してほしいの」

ところが夫は、表をテーブルの端へ押しやりました。

「そんな紙、いらないって」

その態度に、私は言葉を失いました。

義父が夫に突きつけた一言

しばらくして、夫の実家を訪ねた日の昼のことです。

私は居間の座卓で、義父母に借金のことを話しました。

自分の貯金で返済したことや、夫に返済表を見せても取り合ってもらえなかったことも伝えました。

隣に座っていた夫が、慌てて口を挟みました。

「親父、こいつが大げさに言ってるだけだから」

義父は何も言わず、座卓に広げた返済表を見ていました。

そして、夫の顔をまっすぐ見ました。

「お前、借金があったことを黙ってたのか」

「いや、結婚する前の話だし…」

「だから何だ。借りたものは返さなきゃいけないだろ」

夫は気まずそうに目をそらしました。

義父は続けました。

「それに、関係ないって言ったそうだな。関係ないと言っておきながら、返してもらったままでいいと思ってるのか?」

「いや、俺は……」

「返してもらったのは事実だろ。だったら、きちんと返しなさい」

夫は黙り込んでしまいました。

義父は座卓の上のペンを手に取り、返済表の横に置きました。

「この表に、お前の名前を書きなさい。自分の借金なんだから、ちゃんと責任を持ちなさい」

夫は助けを求めるように義母を見ました。しかし義母は、小さく首を横に振るだけでした。

しばらくして、夫は黙ってペンを握り、表のいちばん下に自分の名前を書きました。

その様子を見届けた義母が、私に向かって頭を下げました。

「本当にごめんなさいね……」

私は何と答えればいいのか分からず、ただ小さく頭を下げました。

帰りの車の中は、しばらく静かなままでした。

すると夫が、ぽつりと言いました。

「……ちゃんと返すよ」

私は夫のほうを見てから、黙ってうなずきました。

膝の上のバッグには、夫の名前が書かれた返済表が入っています。

まだお金が戻ってきたわけではありません。それでも、ようやく夫が自分の借金と向き合うと言ってくれたことに、少しだけ気持ちが軽くなりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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