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「家あるんだから場所代かからないじゃん」毎回私の家を使いたがる友人→私が「ある提案」をしてみた結果

  • 2026.10.19
ハウコレ

「それ、勝手に動かさないでよ」と何度伝えても、友人は聞く耳を持ちませんでした。動かされたものを元に戻すのは、いつだって私。それなのに彼女は、集まるたびに同じことを繰り返すのです。

インターホンが鳴ったのは、まだ掃除機をかけている最中でした。約束の1時間前にやって来るのは、決まって同じ友人です。私の部屋が集まりの場になってから、それがすっかり日常になっていました。けれどその日は、いつもと同じように済ませるつもりはありませんでした。

毎回、場所は私の部屋

大学時代の友人4人で月に1度集まるようになって半年。最初の集まりをうちで開いて以来、会場はずっと私の部屋でした。グループチャットに友人から「今月もいつもの部屋ね」と投稿され、ほかの2人が「了解」と返す。私の予定を聞かれることもなく、いつも勝手に話が決まっていました。

広さのわりに家賃が安いと、この部屋を勧めてくれたのも彼女でした。その時の恩があったからこそ、強く言えずにいたのです。

それでも、休日のたびに掃除と片付けに追われる生活には嫌気がさしていました。ある集まりのあと、最後まで残っていた彼女に「毎回うちだと、ちょっと大変なんだよね」と切り出しました。缶チューハイを手にした彼女は、ケラケラと笑います。

「家があるんだから場所代かからないじゃん」

前日にピカピカに磨いたシンクも、片付けで消えていく休日も、すべてなかったことにされた気がしました。

勝手に並べ替えられる部屋

単に場所代を浮かせたいだけなのか。そう思い込もうとしても、どうしても腑に落ちないことがありました。

早くやって来る彼女は、まず窓際に置いてあるローテーブルを部屋の隅へと押しやります。クッションも観葉植物も壁際に寄せて、カーテンを端まで目一杯開ける。私に一言の断りもなく、そうやって空けた窓際に寝転んで天井を眺め始めるのです。

「それ、勝手に動かさないでよ」

「こっちのほうが絶対に過ごしやすいって」

片付けを手伝う様子もなく、掃除機をかけていても起き上がろうとしません。彼女たちが帰ったあと、家具を元の位置に戻すのはいつも私でした。そして次の集まりでも、彼女はまた同じように模様替えを始めるのです。

まるで自分の部屋かのような振る舞い。けれど、なぜ毎回あの窓際なのか。どの行動も、1つの理由に結びつかないままでした。

テーブルに置かれたお札

次の集まりの帰り際、私は思い切って彼女たち3人に提案しました。

「次からは持ち回りにしない?次はそっちの家でどう?」

ほかの2人は「いいね」とうなずきましたが、その友人だけが少し間を置いたあと、首を横に振りました。

「場所代払うから、ここでやらせてよ」

彼女は財布から1万円札を2枚取り出し、テーブルの上に置いたのです。

「そういうお金の話じゃないってば」

お札を押し返し、私はもう1つの案を出しました。

「じゃあ、レンタルスペースをみんなで割って借りるのはどう?」

「それじゃ意味がないの」

お金を払ってでもここがいいと言うのに、レンタルスペースじゃ意味がないという。彼女の意図がまったく理解できませんでした。

「もう私の家ではやらないからね」

しばらく沈黙したあと、彼女は諦めたようにお札を財布へと戻しました。

「分かった。勝手に部屋を動かして、ごめんね」

帰る間際、彼女はぽっかり空いた窓際に立ち、しばらくじっと天井を見上げていました。

そして...

次の集まりは、私がグループチャットで提案した駅前の居酒屋で行われました。友人は集合時間ぴったりに現れ、割り勘の会計にも大人しく応じていました。

部屋のローテーブルを窓際へ戻し、その横にクッションを並べ直します。もう誰かに勝手に動かされる心配はありません。

それでも、お金を払ってまで家にこだわり、レンタルスペースでは意味がないと言い張った彼女の真意は、何だったのでしょうか。なぜ毎回、あの窓際を空けたがっていたのか。その理由は今も分からないままです。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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