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【思考をキレイにする旅の仕方(543)】ビールの旅(1)

  • 2026.10.18
【思考をキレイにする旅の仕方(543)】ビールの旅(1)
【思考をキレイにする旅の仕方(543)】ビールの旅(1)

前回、クラフトビールを作った話を綴りました。

旅行作家がビールを作ったからか、

「世界を旅してきた美味しかったビールはどこですか?」

と聞かれることが続きました。

私は味覚が鈍いので、何を飲んでもたいてい美味しく感じます。

よって味というよりも記憶に残るビールでいいですかと前置きしてから答えることが多い。

たとえば、ミャンマー滞在中のこと。

イギリス統治時代に醸造技術が入ってきたミャンマービールが美味しく、毎日、飲んでいました。

一週間ほど滞在し、地方都市に行ってみようとヤンゴンからモウラミャインまで移動します。

距離にして170キロほどかと。

日本なら新幹線で1時間、高速道路で2時間ほどの距離を鈍行電車で向かうことに。

しかも予約していた席が壊れ、電車は揺れまくり、停まりまくり、到着まで8時間もかかったのです。

長旅が続いていたこともあったのか、翌日になっても身体の疲れがとれません。

午後に起き上がり、うすい鎧でもまとったかのようなだるさを感じながら、町を彷徨い、

夕暮れ時、川沿いの夕陽が眺められるカフェで、いつものようにビールを頼みます。

店員が問いかけたのですが、聞き取れず、「イエス」と答えると生ビールが出てきました。

いつも瓶ビールだったのでよく憶えているのです。

テーブルの上で夕陽に照らされた生ビールのジョッキが美しく、

そして、何より美味しかったなぁ。

長旅の疲れが一気に吹き飛びました。

このように私の美味しいビールは記憶に残るビールになるんですよね。

ミャンマー以外にも、たとえばチェコ……と続きは次回綴ります。<text:イシコ> ※画像は生成AIで作成しています

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