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「ごちそうしてあげたんだから、お礼くらい言いなさいよ」帰省のたびに私だけにお礼を求める義母に、夫が返した一言

  • 2026.10.17

帰省のたびに義母へ渡していた食事代

夫の実家に帰省すると、夜はいつも義父母と近くのファミリーレストランで食事をします。

会計は義母がまとめてすることになっていて、私たち夫婦は毎回、食事代としてお金を包んだ白い封筒を義母に預けていました。

その日も席に着くと、夫が義母に封筒を差し出しました。

「母さん、いつもの食事代ね」

「はいはい、ありがとう」

義母は封筒をバッグにしまうと、さっそくメニューを広げました。

「今日は何にしようかしら。お父さん、これもおいしそうよ」

義父母は、普段はあまり頼まないような料理を次々と注文していきました。

「あなたたちも好きなもの頼みなさいよ。せっかく来たんだから」

義母はそう言いながら、私の手元の小さなお皿をちらりと見ました。

私は笑ってうなずきましたが、正直なところ、あまり食事を楽しめませんでした。

というのも、義母には以前から気になるところがあったのです。

食事代の大部分は、私たち夫婦が渡したお金でまかなっています。注文が多いときは少し足りず、義母が差額を出してくれることもありました。

そのことには感謝しています。

ただ、会計を済ませると義母は決まって、私にだけ「ごちそうしてあげたんだから、お礼を言いなさい」と言うのです。

義実家でお茶を出してもらったことさえないのに、食事のたびに恩を着せられることが、だんだん苦痛になっていました。

それでも夫の母親だからと、私は毎回お礼を言っていました。

夫が指摘した、白い封筒の中身

「ああ、おなかいっぱい。デザートもおいしかったわね」

「うん、うまかったな」

食事が終わり、義父母は満足そうに話していました。

すると義母がバッグから、先ほど夫が渡した白い封筒を取り出し、伝票の横に置きました。

そして私のほうを向き、いつものように言ったのです。

「ごちそうしてあげたんだから、お礼くらい言いなさいよ」

またか……。

私は一瞬、言葉に詰まりました。

すると義母は眉を寄せ、少し強い口調で続けます。

「何よ、黙っちゃって。ありがとうくらい言えるでしょう?」

私が仕方なく頭を下げようとした、そのときでした。

隣に座っていた夫が、静かに口を開きました。

「母さん、ちょっといい?」

「何?」

「その封筒、俺たちが食事代として預けたお金だよね」

義母は伝票の横にある封筒へ目を落としました。

「そうだけど、それが何よ」

夫は落ち着いた声で続けました。

「足りない分を出してくれてるのは感謝してるよ。でも、食事代のほとんどは俺たちが払ってるだろ?」

義母の表情が少し硬くなりました。

夫は私のほうをちらりと見て、もう一度義母に向き直りました。

「それなのに、毎回妻にだけ『ごちそうしてやった』ってお礼を言わせるのは、違うと思うよ」

「そ、それは……」

義母は何か言いかけましたが、言葉が続きませんでした。

義父も気まずそうに目をそらし、湯のみを手に取りました。

夫はそれ以上、義母を責めることはしませんでした。

帰りの車の中で、夫が前を向いたまま言いました。

「今まで、ごめんな。次からは俺が直接会計するよ」

「……ありがとう。そうしてくれるとうれしい」

私はそう答えながら、ようやく肩の力が抜けた気がしました。

次の帰省からは、夫が自分で伝票を持ってレジに立つようになりました。

それ以来、義母が私に「ごちそうしてあげたんだから」とお礼を求めることはなくなりました。

ずっと言い返せずにいたことを、夫がきちんと伝えてくれた。そのことが、私には何よりうれしかったのです。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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