1. トップ
  2. ジブリ作品から禅の世界に触れる『禅とジブリ』京都展が開催

ジブリ作品から禅の世界に触れる『禅とジブリ』京都展が開催

  • 2026.10.16
© 2023 Hayao Miyazaki/Studio Ghibli

『禅とジブリ』京都展が、2026年10月3日(土)より「京都市京セラ美術館」新館 東山キューブで開催される。スタジオジブリのプロデューサー、鈴木敏夫と禅僧による対談をまとめた著書『禅とジブリ』を原点に、映画『君たちはどう生きるか』(2023年)の世界を中心に据えた展示構成で「禅的なまなざし」に触れることができる、体感型の展覧会だ。

Hearst Owned

鈴木が禅僧と奔放に語り合った著書『禅とジブリ』は、スタジオジブリの名作から死生観や人生哲学などを禅的に読み解き、宮﨑駿、高畑勲両監督と共に携わった映画制作の経験に照らした一冊。ジブリ作品には、善悪を二分しない多義性、答えを急がない余白、「分からないままに受け取る」姿勢を感じることができるが、これは禅が大切にする「分けない」「決めつけない」「ありのまま観る」という思想と深く響きあう。

展覧会では、第96回米アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞した『君たちはどう生きるか』をはじめとするジブリ作品を通して、禅の世界を提示する。

同映画で青サギに導かれて主人公の眞人(まひと)が足を踏み入れる「あっちの世界」。そこは、眞人がもうひとりの自分と向き合う世界としても描かれている——会場には、その世界を表現した立体造形が並べられ、さまざまな空間演出が繰り広げられる。

Hearst Owned

さらに、ジブリ作品の名セリフや場面写真、鈴木敏夫の書なども展示。そして、『千と千尋の神隠し』(2001年)で千尋が迷い込んだ世界、『崖の上のポニョ』(2008年)の海の世界、『ハウルの動く城』(2004年)に登場する不思議な城など、ジブリ作品にたびたび描かれる、さまざまな「あっちの世界」も、本展の見どころのひとつだ。

ジブリ作品全体に通底する禅的なものの見方を立体的に浮かび上がらせる本展。秋の京都に漂う情緒を味わいながら、「余白」の世界に身を置いてみてはいかがだろうか。

<写真>© Hayao Miyazaki/Toshio Suzuki

Hearst Owned

『禅とジブリ』京都展
会期/2026年10月3日(土)~12月6日(日)
会場/京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
住所/京都市左京区岡崎円勝寺町 124

<画像>Title Written by Toshio Suzuki © Kanyada

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ