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【漫画】「俺の誕生日は、5万の財布な」3晩で編んだというマフラーを恩に着せる彼。だが、私が渡した物で顔色が変わった

  • 2026.10.17
【漫画】「俺の誕生日は、5万の財布な」3晩で編んだというマフラーを恩に着せる彼。だが、私が棒針を渡すと態度が一変

手編みのマフラーと、5万円の見返り

記念日の夜、彼は3晩かけて編んだというマフラーをくれました

付き合って半年の記念日の夜。

同い年の彼が私の部屋に来ました。

彼は、とにかくお金に細かい人です。

2人で選んだコンビニのお菓子も、きっちり半分ずつ払わせます。

記念日も、「物より気持ちだろ」と先に言われていました。

その彼が、ローテーブルの前に座ると、無地の紙袋から明るいグレーの太い毛糸のマフラーを取り出しました。

「金じゃ買えない物、やるよ。」

「俺が3晩かけて、一目ずつ編んだ。」

喜ぶ私に、彼は来月の誕生日は5万の財布だと言いました

手編みの贈り物は、生まれて初めてです。私は思わずマフラーを胸に抱きしめました。

彼は満足そうにうなずき、腕を組んで続けました。

「俺の誕生日は、5万の財布な。」

「俺は手間、お前は金で返せ。」

来月の自分の誕生日に、5万円の財布を買えというのです。

言いかけると、彼は手作りの重みが分からない女だと責めました

5万円は、私のひと月の食費より多い額です。

でも、喜んで受け取った手前、値段の話は気が引けます。

金額について何か言おうとすると、彼は大きなため息をつきました。

「手作りの重みが、分からない女だな。」

彼によると、ゆうべまで3晩、毎晩休まず編んだので、もう手が覚えてしまったそうです。

「目をつぶっても、編めるんだぞ。」

手作りの贈り物にけちをつけるのも失礼です。私は何も言い返せず、うつむきました。

マフラーの端に見つけたほつれ

2目だけ直してと棒針を渡すと、毛糸が両手に絡まりました

せっかくの贈り物です。大事に使いたくて、マフラーの端を確かめると、編み終わりの部分から毛糸が少し緩み、編み目が2目ほどほどけかけていました。

実は、編み物は私の昔からの趣味です。

春に付き合ってからは、彼の前で編んだことはありません。

目をつぶっても編めるほどの腕なら、手つきを見てみたい。

私は編み物道具から合う太さの棒針を2本取り出し、ほどけかけた部分を見せながら、直してほしいな、と頼みました。

ところが彼は、棒針をどう使えばいいのか分からない様子で、毛糸をぐいぐい引っぱります。

緩んでいた編み目はさらにほどけ、グレーの毛糸が両手の指に絡まっていきました。私はもう一度、静かに頼みました。

「2目だけ、直してほしいの。」

手が忘れたと言う彼に、ゆうべまで編んだ手だと返しました

彼は毛糸の絡まった両手を、マフラーごとテーブルの下に隠しました。

「久しぶりで、手が忘れたんだ!」

「ゆうべまで編んだ手は、忘れないよ。」

ましてや、目をつぶっても編めるはずの手です。

誕生日は物より気持ちにすると言うと、彼の顔色が変わりました

彼は目をそらして黙りこみ、やがてうつむいたまま言い捨てました。

「母さんに頼む手間は俺がかけたぞ。」

マフラーを編んだのは、実家のお母さんだったのです。

自分では編んでいないのに手柄だけ取り、5万円の財布まで手に入れるつもりだったのでしょう。

「手作りの重みは、お母さんに習って。」

もう5万円の財布を買うつもりはありません。

来月の彼の誕生日は、物より気持ちにするね、と伝えると、彼の顔色がすうっと変わりました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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