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【漫画】「独身なんだし、3万出せよ」内緒の借金も返さず生活費をせがむ甥。だが、お米を抱えて訪ねると顔が引きつった

  • 2026.10.16
【漫画】「独身なんだし、3万出せよ」内緒の借金も返さず生活費をせがむ甥。だが、お米を抱えて訪ねると顔が引きつった

生活費をせがむ甥

甥は、給料日まで1円もなく、売れる物も全部売ったと言いました

金曜の夜。

仕事から帰ったばかりの私のマンションに、姉の息子である甥がやって来ました。

23歳で、この春に就職し、都内のアパートで一人暮らしを始めたばかりです。

甥にはこれまで2回、姉には内緒にしてほしいと頼まれて、3万円ずつ貸しています。

しかし、合計6万円は一度も返ってきていません。

その甥が玄関に入るなり顔の前で手を合わせ、今月の生活費として、また3万円を貸してほしいと言うのです。

「給料日まで、1円もないんだ。」

「売れる物は、全部売ったんだ。」

部屋にはもう何もない、と甥は肩を落としました。

前の分を言いかけると、甥は独身なんだから出せと笑いました

前の2回分はどうなったの、と私が言いかけると、甥は合わせていた手を下ろし、口の端を上げました。

「独身なんだし、3万出せよ。」

「母さんに、冷たいって言うよ。」

借金のことは隠して、私がお金を貸さなかったことだけを姉に話すつもりなのでしょう。

これまで姉との関係を悪くしたくない一心で、お金を貸してきました。

しかし、返済されないまま要求が続き、独身だから出せとまで言われては、さすがに納得できません。

それでも、本当に食べる物がないのなら、放っておくわけにもいきません。

私はその場でお金を渡すことをためらい、翌日、食べ物と一緒に部屋まで届けると約束しました。

実際の暮らしぶりを見てから、どうするか決めようと思ったのです。

土曜の昼、甥のアパートへ

土曜の昼、甥はドアを半分だけ開けて、玄関で受け取ろうとしました

土曜の昼。銀行のATMで下ろした3万円を白い封筒に入れ、バッグにしまいました。

食べる物に困っているという甥のために、10キロのお米と、すぐに食べられるおかずも数食分用意しました。

お米の袋を両腕に抱え、甥のアパートへ向かいました。

呼び鈴を鳴らすと、少し間があってから、甥はドアを半分だけ開けて、お米の袋に手を伸ばしました。

「ここでいいよ。部屋、何もないし。」

「重いから、中まで運ぶね。」

甥は一瞬ためらった様子でしたが、私が重そうにお米を抱えているのを見ると、渋々うなずいて脇へ寄りました。

何もないはずの部屋に、ビニールがかかった新品の椅子がありました

私は靴を脱いで、部屋へ入りました。甥が慌てて、私を追い越していきます。

玄関脇の小さなキッチンには炊飯器があり、お米を炊くことには困らなさそうでした。

そして、物の少ない部屋の奥、窓の前に、真っ赤な大きな椅子が置いてありました。

座面にも背もたれにも、透明のビニールがかかったまま。まだ使われていないように見える、立派な椅子です。

ビニールが、窓の光を白くはね返していました。

私はお米の袋を、部屋の入口に下ろしました。

「売れる物、ここにあるね。」

甥は友達にもらったと言いましたが、新品のままなら高く売れます

甥の声が裏返りました。

「友達に、もらったんだよ!」

「ビニールのまま、高く売れるよ。」

本当に友達からもらった物なのか、それとも自分で買った物なのかは分かりません。

友達からもらった大切な物なら、簡単には手放せないのかもしれません。

しかし、売れる物は全部売ったと言いながら、新品同然の椅子が部屋に残っていることには驚きました。

それ以上に気になったのは、前の6万円を返す努力も見せないまま、さらにお金を要求してきたことです。

椅子を売ったところで、必要な金額をすべて用意できるとは限りません。

それでも、まずは自分で生活費を工面する方法を考え、借金の返済計画を立ててほしいと思いました。

甥の顔が引きつりました

私はバッグから、3万円の入った白い封筒を出して見せ、そのまま甥の目の前でバッグに戻しました。

「お金は、その椅子で作って。」

もちろん、椅子1脚ですべてを用意しろという意味ではありません。

まずは自分の持ち物を整理するなど、できることをしてほしいのです。返済できない分については、今後の給料から少しずつ返してもらうつもりでした。

これまでは姉に心配をかけたくない気持ちもあり、甥の頼みを聞いてきました。

しかし、何度もお金を貸すことが、かえって甥を甘やかしているのではないか。そう考えると、もう黙っているべきではないと思いました。

「姉さんには、私から話すね。」

お米は置いていくから、ちゃんと食べてね、と言い添え、持ってきたおかずも一緒に渡しました。

甥は何か言い返そうとしましたが、言葉が出てこない様子でした。

私を冷たいと母親に言いつけるつもりが、これまで内緒にしていた借金まで知られることになるのです。

甥の顔が引きつりました。

私は封筒をバッグにしまったまま、アパートを後にしました。

生活に困っている甥を心配する気持ちは変わりません。しかし、だからといって、言われるままにお金を渡し続けるわけにはいかないのです。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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